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「小さな奇跡」を目論む西野監督、目標は2大会ぶりのGL突破

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記者会見する西野朗監督

 2大会ぶりのグループリーグ突破を目標に掲げた。日本代表西野朗監督は31日、都内で記者会見を行い、ロシアW杯に出場する日本代表メンバー23人を発表。W杯本大会に向け、「ギリギリのゲームがあるかもしれないし、圧倒できるゲームがあるかもしれない。非常に厳しいゲームがあるかもしれないが、そういう中でも少なくともグループリーグを突破したいと考えている」と、具体的な目標に言及した。

 6月19日のコロンビア戦(サランスク)を皮切りに24日のセネガル戦(エカテリンブルク)、28日のポーランド戦(ボルゴグラード)と続くロシアW杯。FIFAランキングで見ても日本の60位に対し、ポーランドが10位、コロンビアが16位、セネガルが28位という“格上”ばかりの相手だが、「各ゲームに対してポイント(勝ち点)を取りたい」と、3試合すべてで最低でも勝ち点1を積み上げていくことでグループリーグ突破につなげたい考えを示した。

「今、日本チームらしい日本のサッカーをやりたいという大きな目標を強く持っている。具体的な数字でということであれば、1試合1試合ポイントを取ってグループリーグを抜けたい。そういう数字が残せれば、日本のサッカーをある程度表現し、披露できるのではないかと思っている」

 96年のアトランタ五輪では、西野監督率いる日本代表がブラジルを1-0で破る大金星を挙げ、“マイアミの奇跡”と呼ばれた。報道陣から「今度はどんな奇跡を見せてもらえるのか」と聞かれると、「奇跡と言われても、正直、お答えできることではないが……」と苦笑いを浮かべながらも、「初戦のコロンビアに対して日本代表チームが強く入っていく、そしてあのコロンビアを倒す。小さな奇跡かもしれないが、今はそういう気持ちを持ちたい」と力説。前回のブラジルW杯で1-4の完敗を喫したコロンビアへのリベンジを果たし、02年日韓W杯、10年南アフリカW杯に続く3度目の決勝トーナメント進出を目指す決意を述べた。

(取材・文 西山紘平)

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