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大学生MF三笘薫、「特長を出せた」同点ゴールも…逆転の好機逃し「力不足」と悔しさ

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突破を狙うU-21日本代表MF三笘薫(筑波大)

[6.3 トゥーロン国際大会C組第3節 U-21日本1-1U-21カナダ フランス]

 チームに唯一の得点をもたらした。しかし、直後のチャンスを決め切れなかったU-21日本代表MF三笘薫(筑波大)は「自分の力不足」と唇を噛んだ。

 前半9分にカナダに先制点を献上した日本は、後半から三笘とFW上田綺世(法政大)の大学生コンビを投入。試合後のインタビューで「前半からアグレッシブさが足りなかったので、そこを強調していこうとした」と語った三笘はピッチに立つと、持ち味のスピードとドリブルを武器に縦への推進力を生み出し、チームに勢いをもたらした。

 すると後半20分、自陣からDF橋岡大樹(浦和)が蹴り出したロングボールを相手選手がクリアミス。落下地点にいち早く入り込んだ三笘がボールを収め、「自分の特長を出せた」と寄せてくる相手を巧みなキックフェイントでかわしてフリーになると、右足のシュートでネットを揺らして同点ゴールを記録した。

 さらに後半24分には再び三笘に好機が訪れる。右サイドを抜けたMF三好康児(札幌)がPA内まで持ち込み、ゴール前でフリーになった三笘にラストパス。しかし、右足から放ったシュートはコース上にいた相手選手にブロックされて逆転ゴールとはならず、「決め切れなかったのは自分の力不足だと思う」と悔しさを滲ませた。

 試合はその後も日本が押し込む時間帯が続いたものの、勝ち越しゴールを奪えずに1-1の引き分けに終わり、準決勝進出を逃した。「結果が出ないと、良い経験をしても次につながらないと思うし、もっと強い相手とやりたかったので悔しい」と答えた三笘だが、順位決定戦に向けて「ゴールを決めてチームの勝利に貢献したい」と気持ちを切り替え、次戦はチームを勝利に導くゴールを狙う。

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