beacon

大迫が負傷交代…2試合連続ノーゴールの西野J、スイスに完封負け

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本はスイスに0-2の完封負けを喫した

[6.8 国際親善試合 日本0-2スイス ルガーノ]

 日本代表は8日、スイス・ルガーノのコルナレード・スタジアムでスイス代表と対戦。前半42分にPKでスイスに先制を許すと、後半37分に追加点を奪われて0-2の完封負けを喫した。日本は翌日にキャンプ地のオーストリアへと戻り、W杯前最後の親善試合となる12日のパラグアイ代表戦に向けて調整を進める。

 5月30日ガーナ戦(●0-2)は3-4-2-1で臨んだ日本だが、この試合は4-2-3-1を採用。ガーナ戦から先発1人を入れ替え、GKに川島永嗣、最終ラインは右からMF酒井高徳、DF吉田麻也、DF槙野智章、DF長友佑都、ボランチにMF長谷部誠とMF大島僚太を並べ、2列目は右からMF原口元気、MF本田圭佑、MF宇佐美貴史、1トップにFW大迫勇也を配置した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始直後はスイスに圧力をかけられる展開となり、前半4分には細かいパスワークから中央突破を許すなどPA内まで侵入される場面も作られるが、体を張った守備で先制点を許さず。攻撃に移ると左サイドをタイミング良く駆け上がる長友のクロスから好機を伺うが、クロスの流れから放った同6分の原口のシュートは枠外に飛び、同15分の大迫のシュートは相手選手のブロックに遭う。同25分には長谷部、同33分には大島がミドルレンジから果敢に狙うも、シュートはともにGKロマン・ビュルキの守備範囲に飛んでしまった。

 前半39分には日本をアクシデントが襲い、同35分にDFファビアン・シェアと接触して腰付近を気にしていた大迫が、ピッチ上に座り込んでプレー続行不可能と判断され、FW武藤嘉紀との交代を余儀なくされた。すると同41分、右サイドをFWブレール・エンボロに突破されると、PA内で吉田がファウルを犯してしまいPKを献上。このPKをDFリカルド・ロドリゲスに蹴り込まれ、スイスに先制を許してしまった。

 0-1とスイスにリードを許したまま後半を迎えると、立ち上がりから圧倒的にスイスにボールを保持され、押し込まれる時間帯が続く。後半10分には日本ベンチが動き、宇佐美に代えてMF乾貴士、酒井高に代えてDF酒井宏樹をピッチへと送り込んで状況を打開しようと試みる。すると、徐々に流れを引き寄せる日本は、テンポ良くボールを回して敵陣深くまでボールを運ぶ場面を増やしていく。だが好機を創出できずに試合が進むと、同25分には大島に代えてMF柴崎岳を投入する。

 後半26分にはカウンターを発動させ、本田のパスを右サイドで受けた原口が中央に切れ込んで左足で狙うもビュルキの正面を突いてしまう。同31分には本田に代えてMF香川真司を投入。しかし同37分、右サイドをMFジェルダン・シャキリに突破されてクロスを上げられると、ファーサイドのDFフランソワ・ムバンジュが折り返したボールをFWハリス・セフェロビッチに蹴り込まれてリードを2点差に広げられてしまう。その後も日本には得点は生まれずに0-2の完封負けを喫した。

(取材・文 折戸岳彦)

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送
強気?居直り?西野監督、就任後2連敗も「なぜネガティブにならないといけないのか」
本番はまだ先…あくまでポジティブな本田「負けられる猶予ある」
“8年前”と状況が似ていても…長谷部「何の保険にもならない」
「これではW杯で勝てない」長友がチームに足りないと感じたことは…
「それができないようなら日本は負ける」危機感募らせるMF原口
単調な攻撃を疑問視、香川「ミドルをだれが決めるのか」
「W杯に行けばどこかではがされる」突破許した高徳が感じた課題の本質
あと10日…麻也「課題が多い。やるべきことはたくさんある」
緊急出場も前線で孤立…苦悩する武藤「下がるのか、前に張るのか」
FW大迫が感じた課題は「うまく走らされた」こと
ハメス・ロドリゲスを意識して反省した槙野「パスの出し手をつぶさないと」
4試合連続で先制許す展開…川島「真剣に向き合わないと」
大島、左足ミドルは「打たされている感じはあった」
西野Jデビューの乾「合わせる時間はまだある」
「85%くらい」を反省する酒井宏「100パーセント止めないと」
攻撃に連動欠き…柴崎「チグハグな感じがした」
監督会見
選手採点

TOP