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レアル会長、ロペテギ解任のスペイン代表を痛烈批判「馬鹿げたリアクション」「レアルのイメージを損なう行為」

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 レアル・マドリーは14日、前日までスペイン代表を率いていたジュレン・ロペテギ監督の就任会見を行った。フロレンティーノ・ペレス会長は同会見で、ロペテギ監督を解任したスペインサッカー連盟(RFEF)を痛烈に批判している。

 RFEFは、レアル・マドリーがロシア・ワールドカップ後にロペテギ監督を招へいすると発表した翌日に同指揮官を解任。RFEFのルイス・ルビアレス会長は「私たちが(ロペテギ監督のレアル・マドリー監督就任を)知ったのは発表の5分前だった」と、RFEF、レアル・マドリー、ロペテギ監督の間でコンセンサスが取れていなかったことに憤りを表していた。

 そしてレアル・マドリーは、RFEFのロペテギ監督解任発表の翌日となる14日に、同指揮官の就任会見を開いた。その場でペレス会長は、RFEFに対して非難を声をあげた。

「この会見はワールドカップ後、私たちの代表の新たな成功の後に行いたかった。しかし一連の状況が、今日、私たちをここに導くことになった。私たちは、ここ数年にわたって素晴らしいプロフェッショナルであり続けているジュレンを歓迎する」

「マドリーとジュレンは、互いの自由権を行使して合意に至った。(RFEFとの)契約は尊重していたし、ワールドカップ後に違約金を支払うはずだった。ジュレンの招へい発表は、変な噂を避けて、透明性及び平静を示す意図によって行われた。だが代表監督がワールドカップ後の仕事で合意することが、不誠実な行為と考えられるなど、前例のないことだ」

「RFEFの会長には合意したこと、現行の契約に敬意を払うことを伝えていた。だが彼らは誤った威厳でもって、馬鹿げたリアクションを見せたわけだ」

 ペレス会長はさらに、RFEFのロペテギ監督解任が「レアル・マドリーのイメージを損なう」行為との見解も示した。

「じつに不当な決定だよ。レアル・マドリーのイメージを損なうことを目指す人々がいる……。私たちはクラブ史の中でも最高の時期を過ごしているが、このクラブを傷つけようと試みる全員と立ち向かうべきときが訪れたようだ」

「私たちとジュレンの合意が、なぜ最高レベルの選手たちに影響を与えるというのか。影響などあるはずがない。私たちはそのことに驚きを禁じ得ない。ジュレンが明日の試合で代表のベンチに座れない理由など、一つも見つけられやしないよ」

 なおスペイン代表は15日にロシアW杯のグループステージ初戦ポルトガル戦に臨む。チームの指揮はロペテギ監督に代わり、フェルナンド・イエロ監督が執る。

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