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途中出場でも…本田に懸かる“一発”の期待「戦術でゴールは入らない」

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コロンビア戦に向けて調整するMF本田圭佑

 運命の第1戦を2日後に控え、日本代表MF本田圭佑(パチューカ)がベースキャンプ地のカザンに入ってから初めて報道陣の取材に応じた。

「徐々に気持ちは高ぶってきている感じがする」。自身3度目のW杯。過去2大会は7試合すべてにフル出場し、2大会連続となる計3ゴールを決めている。しかし、今大会は直近のパラグアイ戦で同じトップ下のMF香川真司が1ゴール2アシストと結果を残し、本田とのポジション争いにおいて強烈なアピールに成功した。

「僕自身、結果にどれだけコミットできるか。その準備をしてきた。スタメンで出るか、サブかは分からないけど、どちらでも求められるのは結果にコミットできるかどうか」。ベンチスタートとなればW杯では初めて。しかし、それでもチームに貢献できることはある。「勝つためにやれることは全部やる。ピッチ内外でその作業はすでに始まっている」と強調した。

 W杯での3ゴールが証明するように、大舞台で勝負強さを発揮するのが本田だ。「ぶっつけ本番に強い人、弱い人がいる。これまでの環境がそういう能力を自然と身につけさせる。僕はたまたまラッキーで、そういうプレッシャーの中で生きることが多かった」。そう自認する男は「それは理詰めではない。そこで結果を出す、出しに行く。自分ならできると、自問自答しながらやっていきたい」と力を込めた。

 たとえ途中出場になったとしても、“一発”の期待は大きい。「究極論、サッカーは最後は個。だれかのひと振り。それがゴールに入るかどうか。戦術でゴールは入らない」。19日のW杯初戦・コロンビア戦(サランスク)。日本人初のW杯3大会連続ゴールで西野ジャパンを初戦白星に導く。

(取材・文 西山紘平)

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