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3度の大怪我からの200試合達成…FC東京MF米本「このチームだけで200試合出られたのは幸せ」

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米本拓司は両チーム通じてトップの11.599kmを走行

[7.18 J1第16節 柏0-1FC東京 三協F柏]

 FC東京一筋の男が、J1通算200試合出場を達成した。

 伊丹高を経て2009年に入団したMF米本拓司のここまでの道のりは決して順風ではなかった。ルーキーイヤーに早くもレギュラーの座をつかむと28試合に出場、日本代表にも選出された。しかし、翌シーズンの開幕を前に、左膝前十字靱帯損傷および左膝外側半月板損傷で離脱。2011年には再び左膝前十字靱帯を負傷し、復帰までに約1年を要した。

 2012年以降はコンスタントに出場試合を重ねていったが、2016年には3度目の大怪我となる右膝前十字靭帯断裂および内側靭帯損傷と診断され、スペインで手術を行った。そんな怪我との戦いの中での記録に、「大怪我を3回して、よく200試合出れた」と米本は胸を張る。

 先発でのリーグ戦出場は3月10日の磐田戦以来となるが、この日は中盤の底でコンビを組んだMF橋本拳人とともに柏攻撃陣の前に立ちはだかり、5試合連続の無失点に大きく貢献した。

「このチームだけで200試合出られたのは幸せだと思います。支えてくれた家族に感謝したい」。青赤のユニフォームだけを身に包んで10年目、背番号7はプレーで喜びを表現していた。
 
(取材・文 奥山典幸)

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