beacon

F・トーレスとは食事会も…チームの手応え述べた高橋秀「メッシみたいな選手じゃない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

今後への手応えを口にしたサガン鳥栖MF高橋秀人

[7.18 J1第16節 湘南1-1鳥栖 BMWス]

 自動降格圏の17位に沈むサガン鳥栖だが、MF高橋秀人湘南ベルマーレ戦の試合後、チームが上向いていく手応えを口にした。元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスとは食事会を開いたといい、リーグ屈指の大型補強を生かす土台はつくられているようだ。

 後半立ち上がりに失点した鳥栖だったが、後半36分にオウンゴールで追い付き、1-1の引き分けに持ち込んだ。アンカーの位置でフル出場した高橋秀は「前半戦の鳥栖だったら1-1にできなかった。イタリアキャンプを通して巻き返しのムードが高まり、成果が出てきている」と中断期間の効用を指摘した。

 リーグ戦はまだ半分以上が残っており、まだまだ勢力図が決まったわけではない。とりわけ、次節からF・トーレス、FW豊田陽平という大型戦力が合流する鳥栖にあってはなおさらだ。「トーレスしかり、トヨ君しかり、特長を生かして全員で勝ち点を目指していく」。大型補強を浮上のきっかけにしようとしている。

「トーレスはメッシみたいな選手じゃない。周りがゴールへの過程をつくってあげないといけないし、彼一人に現状打破を押しつけてはならない」と落ち着いた指摘も。食事会ではスペイン語が話せるMF加藤恒平が場をつなぎ、練習法や監督の指導について話したといい、「気さくなヤツでした」とすでに馴染んでいるようだ。

 注目が集まっているスター選手だけでなく、「若い選手が成長しているので、そういった力をチームに還元してほしい」とチーム全体のレベルアップにも言及した高橋秀。「全員がチームを引っ張る意識を持って、それにトーレスの力をプラスしていく」という展望を持ち、後半戦の巻き返しに生き残りを懸ける。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP