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連敗しない広島、4発快勝で首位快走!横浜FMは2戦9失点と守備崩壊…

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前半アディショナルタイム、広島はFWパトリックが先制PKを決める

[8.1 J1第19節 横浜FM1-4広島 ニッパツ]

 首位のサンフレッチェ広島はアウェーで横浜F・マリノスと対戦し、4-1で快勝した。前節の浦和戦(1-4)で3試合ぶり今季3敗目を喫した広島だが、今季初となる連敗は阻止。3試合ぶりの白星を挙げ、2位FC東京との勝ち点差7をキープした。

 横浜FMは前節のFC東京戦(2-5)から先発2人を変更。FWウーゴ・ヴィエイラが4試合ぶりの先発となったほか、今夏にフランス2部のランスから加入したセルビア人DFドゥシャンが先発デビューを果たした。
 首位を走る広島は前節の浦和戦から先発1人を変更。ベンチスタートのFWティーラシンに代わってFW渡大生が5試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は横浜FMがボールを支配するも、広島が鋭いカウンターからチャンスをうかがった。前半23分、MF青山敏弘が一気に前線へロングパスを蹴り込むと、ドゥシャンのクリアミスを突いたFWパトリックが前に出てきたGK飯倉大樹もかわして無人のゴールへシュート。しかし、これは惜しくも右ポストを直撃し、絶好の先制機を生かせなかった。

 広島は前半30分にもカウンターからパトリックがドリブルで独走。ドゥシャンをかわしてゴール前まで持ち込み、中央に走り込む渡を狙ってグラウンダーの折り返しを入れたが、必死に戻ったMF天野純にクリアされた。このプレーで獲得した右CK。MF柴崎晃誠のキックからこぼれ球を渡がヘディングで狙ったが、ワンバウンドしたボールは飯倉のファインセーブに阻まれた。

 それでも前半44分、広島はまたしても右CKから今度はショートコーナーでつなぎ、青山が右クロス。これがPA内でFW仲川輝人のハンドを誘い、PKを獲得した。キッカーを務めたのは青山。ゴール左を狙ったキックは飯倉に阻まれたが、キックの前に飯倉が動いてゴールラインより前に出ていたとして蹴り直しになった。キッカーをパトリックに変更した広島は2度目のPKをきっちりパトリックがゴール左に決め、前半アディショナルタイムに先制した。

 1点をリードして前半を折り返した広島は後半立ち上がりの連続ゴールで一気に勝利を引き寄せた。後半開始早々の1分、柴崎の右CKからパトリックがヘディングシュート。うまくマークを外してフリーになり、ゴール左隅に流し込んだ。さらに後半4分、MF柏好文の縦パスに反応した柴崎がPA内に切れ込んでボールを受け、後方に落とすと、渡がPA手前から右足を一閃。今季徳島から加入した渡はルヴァン杯では3ゴールを決めているものの、リーグ戦では待望の移籍後初ゴールで、J1での自身初ゴールになった。

 3点ビハインドの横浜FMは直後の後半5分、MF喜田拓也に代えてMF大津祐樹を投入。大津はトップ下に入り、天野がボランチにポジションを下げた。同19分にはゴール正面やや左でFKを獲得。絶好の位置から天野が左足で直接狙ったが、クロスバーを直撃した。同24分、MF扇原貴宏に代えてFW伊藤翔を投入。前線の枚数を増やして反撃を狙ったが、次のゴールも広島に生まれた。

 広島は後半26分、セットプレーの流れからセカンドボールをつないで柏が右クロス。ゴール前に残っていたDF千葉和彦がDF中澤佑二に競り勝ってヘディングシュートを叩き込み、ダメ押しの4点目を奪った。横浜FMも後半アディショナルタイムに伊藤が意地の1点を返したが、前節のFC東京戦(2-5)に続く大量失点で1-4の大敗。前々節の仙台戦は8-2で大勝しており、中断明けの3試合で11得点11失点と大味な試合が続いている。

(取材・文 西山紘平)

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