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得点王は大宮ユース吉永昇偉、「みんなのおかげ」と仲間に感謝:クラブユース選手権得点ランキング

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得点王に輝いた大宮アルディージャユースのFW吉永昇偉(3年)

[8.1 日本クラブユース選手権U-18大会決勝 大宮ユース0-2清水ユース 味フィ西]

 第42回日本クラブユース選手権は1日、大会の全日程を終え、得点王とMIPには通算6ゴールを挙げた大宮アルディージャユースFW吉永昇偉(3年)が選ばれた。だが、決勝で悔しい敗戦を喫した後ということもあり、表彰式では笑顔はなかった。

「これまではずっと失点したあとの雰囲気に課題があったけど、今大会ではそこがうまくいっていた。ただ、決勝では同じような課題が出てしまった」。クラブ史上初タイトルを目指して臨んだ清水ユースとの決勝戦、大宮ユースは前半のうちに失点を重ね、0-2で敗れた。

 大宮ユースにとっては3年ぶりの決勝進出。自身は「中学でも(クラブユース選手権に)出られていないし、昨年も出られなかった。だから出場することが目標だった」と想定以上の結果を残したが、最後は「大宮ユースは『うまいけど勝てない』と言われ続けていたので勝ちたかった」と肩を落とした。

 自身の出来にも「今日の敗因は1点も取れなかった僕たち前の(ポジションの)選手だと思う」と満足はせず。だが、チームの躍進に話しが及ぶと「スタンドにケガで出られない3年生がいて、応援してくれたみんなのおかげ」と仲間に感謝。ツイッターでは同じ3年生のDF奥野新大、FW横江祐樹、FW柳智也、GK眞中二千都の名を挙げ、ピッチ外での貢献を称えた。

 すでに目線はシーズン後半戦へ。「プリンスリーグもJユースカップもまた頑張りたい。リーグ戦は後輩たちに置き土産を残さないといけない。あと、倒すべき相手ができたので、(Jユースカップで)清水ユースともう1回やりたいですね」と決勝戦で敗れたライバルへの“リベンジ”に燃えている。

今大会の得点ランキングは以下のとおり

▼1位(6得点)
吉永昇偉(大宮アルディージャユース)
▼2位(4得点)
池高暢希(浦和レッズユース)
原田烈志(ガンバ大阪ユース)
三好斗真(大分トリニータU-18)
▼5位
吉田騎(ベガルタ仙台ユース)
波田祥太(浦和レッズユース)
有馬幸太郎(鹿島アントラーズユース)
松橋優安(東京ヴェルディユース)
泉柊椰(ヴィッセル神戸U-18)
藤尾翔太(セレッソ大阪U-18)
桂陸人(サンフレッチェ広島ユース)
石井快征(サガン鳥栖U-18)
北島祐二(アビスパ福岡U-18)

(取材・文 竹内達也)
●第42回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会特集ページ

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