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2か月前はBチームも全国決勝で先発、山梨学院MF関口「これで終わりじゃない」

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山梨学院高の2年生MF関口翼はスピードを活かしたプレーで優勝に貢献。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.13 総体決勝 桐光学園高 1-2(延長)山梨学院高 鈴鹿]

「まさか自分がここにいるとは……」。山梨学院高の2年生MF関口翼は、日本一を懸けて戦ったインターハイ決勝の舞台に自分が立っていることに不思議な感覚がしていたのだという。

 約2か月前の山梨県予選当初まではBチームにいた。そこから選手層の厚い山梨学院で下級生ながら出場機会を勝ち取り、全国決勝の舞台で先発したことを驚くのも理解できる。それでも、関口はインターハイ全国大会の全6試合に出場し、優勝に貢献した。

 抜群のスピードを活かした縦へのドリブルや鋭い抜け出しに加え、ロングスローでもチャンスの起点になることができるサイドアタッカー。「自分の武器はスピードなので、自分の武器で相手を置き去りにできればチームは勝てるかなと思ったので、どんどん仕掛けて行こうと思っていました」。決勝でも思い切り良く仕掛け、カウンターからスピードで相手を振り切ろうとするシーンや、FKのこぼれ珠に走り込んでシュートを放つシーンもあった。

 全国決勝の舞台に立ち、日本一を勝ち取ったことについて「そうそうできることではないので自分はビックリしています」と語った2年生アタッカーは、「貴重な経験をさせてもらった。でも、プリンス(リーグ関東)とかもまだあって、これで終わりじゃない。チームのために頑張って、冬の選手権でも2連覇できるように頑張っていきたいです」と力を込めた。

(取材・文 吉田太郎)
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