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新天地で浅野が最高のスタート…「ライバルを上回る評価」「予想できなかった」と独メディア

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ハノーファーに加入したFW浅野拓磨

 ハノーファーに加入したFW浅野拓磨が新天地で期待を上回る評価を得ていると、独『ラッテンクロイツ』が伝えた。

 昨季はシュツットガルトで出場機会が激減し、2018年に入ってからは1度もピッチに立つことがないままシーズンを終えたが、今季は開幕を前にハノーファーで最高の準備ができているようだ。同メディアは「この日本人は当初スタメンが有力視されていたFWボビー・ウッドよりも高い評価を得ている」と報じている。

 11日に行なわれたビルバオ戦(2-0)では先発起用に応える活躍を見せた。前半23分、力強くダイアゴナルなパスを出すと、持ち前の快速を活かしてフェイントで対戦相手を抜き去り、PA左から鋭いクロスを供給。FWニクラス・フュルクルクの先制ゴールを演出した。

 その直後、前半28分には自らゴールを決め、加入から短い期間でフィットし、アピールに成功した浅野。ハンブルガーSVからレンタル加入したウッドとポジションを争うと見られるが、現時点では浅野がリードしている。ウッドがまだチーム内での役割を見つけられていない一方で、浅野は走る意欲やフレッシュさ、そしてゴールへの動きといった点で違いを見せている。

 アンドレ・ブライテンライター監督は浅野について、「タクマはいろいろなことができるアタッカーだ。とにかく速いし、判断もいい。しかもメンタル面でも優れている」と評価している。FWイーラス・ベブとFW原口元気が負傷中のため、浅野はそのポジションで起用される可能性もある。

 昨シーズンはシュツットガルトで控えに甘んじ、前半戦こそジョーカーとして出場時間を得ていたが、後半戦はピッチに立てず、2部チームに送られた。記事では浅野がハノーファーで最高のスタートを切ったことを「予想できなかった」と驚きを持って伝えている。

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