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意地問われる中位対決…松本昌、大久保のW移籍後初ゴールで磐田に軍配

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移籍後初ゴールを決めたジュビロ磐田FW大久保嘉人

[8.18 J1第23節 磐田2-0柏 ヤマハ]

 J1リーグは19日、第23節を各地で行い、中位につけているジュビロ磐田柏レイソルが対戦した。序盤に2点を奪った磐田が2-0で勝利し、3試合ぶりの白星。柏は前節で上位を倒した勢いを維持することができなかった。

 ホームの磐田は前節浦和戦(●0-4)から先発3人を変更。MF田口泰士が累積警告で出場停止となり、FW大久保嘉人、MF松本昌也、MF上原力也が入った。対する柏は前節のFC東京戦(○1-0)と同じスターティングメンバーで臨んだ。

 ホームの磐田がさっそくスコアを動かした。前半6分、柏はDFナタン・ヒベイロの縦パスが乱れると、磐田MF山田大記がボールを奪取。勢いそのままにスルーパスを送ると、昨季大分から加入した松本がPA内に抜け出し、移籍後初ゴールを右足で決めた。

 さらに磐田は前半13分、右サイドを駆け上がった上原が中央に折り返すと、DF森下俊のシュートは密集した相手守備陣に直撃。だが、こぼれ球を再び押し出すと、ニアで待っていた大久保が落ち着いて流し込んだ。こちらも川崎Fからの移籍後初ゴールで、リードを2点に広げた。

 その後は柏の決定機が次々に訪れた。前半20分、MFキム・ボギョンのクロスにMF瀬川祐輔がフリーでゴール前へ走り込んでダイレクトシュート。ところが惜しくも枠外へ。同38分には、セットプレーからN・ヒベイロが頭で狙ったが、GKカミンスキーが横っ飛びで止めた。

 柏は後半15分に2枚替え。瀬川とMF江坂任に代わってFWクリスティアーノとFWオルンガを入れた。ケニア人史上初のJリーガーとなった193cmのオルンガはこれがJリーグデビュー。同24分にはMF手塚康平のスルーパスにフリーでクリスティアーノが抜け出したが、オフサイド判定が下された。

 磐田は後半34分、負傷した森下に代わってMF藤田義明を入れると、柏は手塚を下げてMF中川寛斗を投入。柏は同39分、右サイドを駆け上がったMF伊東純也のクロスにクリスティアーノがヘッドで合わせたが、うまくミートしたボールはカミンスキーの正面を突いた。

 磐田は後半40分、MF松浦拓弥に代わって磐田U-18出身の19歳MF伊藤洋輝を投入し、これが待望のJ1リーグ戦デビュー。柏は直後の同41分、オルンガのヘッドは力がなく、カミンスキーが収めた。その後も柏は攻勢を試みたが、最後までゴールを割ることができず、加藤望監督就任後の成績は3勝6敗となった。 

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