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若き力を注入…「A代表で見てみたい」東京五輪世代3選手

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左からMF伊藤達哉、MF堂安律、DF冨安健洋

 東京五輪世代の若い力がA代表に初招集された。9月7日のキリンチャレンジ杯・チリ戦(札幌ド)、同11日の同コスタリカ戦(吹田S)に向けた日本代表メンバーの中にMF伊藤達哉(ハンブルガーSV)、MF堂安律(フローニンゲン)、DF冨安健洋(シントトロイデン)の3選手が名を連ねた。

 1997年生まれ以降で構成される東京五輪世代の中で、これまでA代表に招集されたのは昨年12月のE-1選手権で初招集されたMF初瀬亮(G大阪)のみだったが、今回は一気に3選手がメンバーに名を連ねた。ともに海外組であり、森保監督は「彼らがA代表のグループに入っていいだけのパフォーマンスを見せている。まだA代表の中で結果として現れていないが、A代表に招集して見てみたい選手」として招集の意図を語った。

 なお、現在アジア大会に参戦しているU-21日本代表は、9月1日に決勝を終えるが、大会後の追加招集は「私の心情的にはあるが、それが現実になるかは言えない段階」と明言をさけた。

 しかし、就任当初から「年代間の融合」をテーマの一つとして掲げており、自身がA代表と五輪代表を兼任している意味は「若い選手の底上げをしてA代表としての力をつけてもらい、日本サッカーのレベルアップにつなげられるように」と理解している。だからこそ、「決められた枠の中でも力のある選手を招集するのはもちろんだが、いろんな刺激を受けてもらって成長につなげていけるような環境作りをできればと思っている」と今後の展望も語っている。

(取材・文 折戸岳彦)

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