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4年連続決勝の明治大が2年ぶり2度目の総理大臣杯制覇!!

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明治大が2年ぶり2度目の夏の日本一!

[9.9 総理大臣杯決勝 大阪体育大0-2明治大 金鳥スタ]

 第42回総理大臣杯の決勝が9日、大阪市にあるキンチョウスタジアムで行われ、明治大大阪体育大を2-0で下し、2年ぶり2回目の頂点に立った。7年ぶりの日本一を目指した大体大は、準優勝に終わった。優勝した明大には12月に行う全日本大学サッカー選手権(インカレ)への出場権が与えられる。

 ともに90分で戦い終えた準決勝から中1日。大阪体育大は10番MF末吉塁(4年=初芝橋本高)、MF西田恵(3年=関大北陽高)、DF 有働周平(2年=広島皆実高)、FW林大地(3年=履正社高)の4人がスタメンに復帰した。

 明治大もスタメン4人を変更。今大会好調のMF森下龍矢(3年=磐田U-18)とDF中村帆高(3年=日大藤沢高)、MF富田光(4年=中京大中京高)が先発復帰。FW狩土名禅(2年=桐生一高)が今大会初スタメンとなった。

大阪体育大(上)対明治大のスタメン


 試合の入りで優位に立ったのは大体大だった。前半13分には左サイドで林が粘ってボールを奪うと、末吉の突破から折り返しをMF堀内颯人(4年=奈良育英高)が狙うが、シュートはわずかに左に外れる。同31分には左CKからチャンスを作るも、混戦を押し込んだシュートをライン上でMF安部柊斗(3年=FC東京U-18)にかき出されてしまった。

 するとなかなかチャンスすら作れていなかった明大が、先制点を奪うことになる。前半41分、エリア内で狩土名が粘ったボールに反応した安部が右足シュート。これはDFのブロックに阻まれたが、跳ね返りを左足でしっかりと押し込む。押し込まれた前半だったが、明大がリードして前半を折り返した。

 明大は後半開始から準決勝で同じく途中出場から2ゴールを奪っているFW小柏剛(2年=大宮ユース)を富田に代えて投入。前半終了間際に先制した流れにさらに勢いを加える。だが開始直後のCKから作ったチャンスはポストに阻まれるなど、追加点は奪えない。

 大体大も変化を求めて後半19分から日本代表FW浅野拓磨の実弟MF浅野雄也(4年=四日市四郷高)を投入。同点弾への活路を見出そうとする。

 しかし次の得点は明治大に入る。後半31分、カウンターで右サイドからチャンスを作ると、直前に投入されていたFW佐藤凌我(2年=東福岡高)が右足で豪快に突き刺す。流れが大体大に傾きかけていた時間帯だっただけに、効果的な追加点となった。

 試合はこのまま2-0で明治大が勝利。4年連続で決勝に勝ち上がっていた明治大が、2年ぶり2度目の総理大臣杯チャンピオンに輝いた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第42回総理大臣杯特集

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