beacon

[MOM550]明治大FW佐藤凌我(2年)_勝負を決める豪快弾

このエントリーをはてなブックマークに追加

途中出場のFW佐藤凌我が優勝を決定づける得点を奪った

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.9 総理大臣杯決勝 大阪体育大0-2明治大 金鳥スタ]

 勝負を決める一撃になった。明治大は1点リードの後半32分、カウンターからFW小柏剛(2年=大宮ユース)が起点となって攻めあがると、FW村田航一(4年=日章学園高)がアーリークロス。これはDFに防がれたが、こぼれ球にいち早く反応したFW佐藤凌我(2年=東福岡高)が、PAエリアに入ってすぐのところから豪快な右足弾を突き刺した。

 後半26分から途中出場していた佐藤凌。栗田大輔監督からは「追加点を取って点を決めてこい」と指示を受けていたという。「あの距離からのシュートはあまり得意ではないと思うけど、試合前からピッチもスリッピーなので、コースを狙うというよりは、思い切り振ろうと思っていた。結果的にいい所に行ってくれた」と最高の形で応えてみせた。

「絶対に2点目が大事になってくると思っていた。その点では自分の役割は果たせたのかなと思います。4年生のために日本一を取るぞとチーム一丸でやってきた。得点という形でチームに貢献したかったので良かったです」 

 準決勝で同学年の“ライバル”小柏が決めた2ゴールも刺激になっていたという。「出れていない4年生の気持ちも背負ってやらないといけないと思っていた」。決勝で奪った得点は自信にしたいが、今大会の出場2試合はすべて途中からのもの。「スタメンを狙っていかないといけない」と自覚するところで、「どの試合でも出た試合は結果を残して、スタメンに定着できるようにしていきたい」と力強く話していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第42回総理大臣杯特集

TOP