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コスタリカ戦の完勝を受けて…JFA田嶋会長「日本の文化になっている」

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森保一監督の就任会見での田嶋幸三会長(写真右)

[9.11 キリンチャレンジカップ 日本3-0コスタリカ 吹田S]

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長がキリンチャレンジカップ・コスタリカ戦の試合後、報道陣の囲み取材に応じた。初陣で3得点の完勝劇を披露した森保一監督を「全面的に応援していきます」とあらためて後押しした。

「新しい選手や、キャプテンの青山(MF青山敏弘)もそれぞれの役目をしっかりと果たしてくれた。簡単にこのままいくとは思えないけど、チャレンジする気持ちをみんな忘れずにやっていけば、必ずいいチームになる自信を持てた」。

 そう勝利を喜んだ田嶋会長は、経験豊富な欧州組が招集されなかったことを受け、「競争は厳しくなったんじゃないか。このまま若いヤツが来たら分からなくなる」と言及。「そういう有望な選手は10月と11月に見られると思う」と若手選手の抜擢を続けていきたい意向を示した。

 コスタリカ戦で2-0になった後、W杯決勝トーナメント1回戦のベルギー戦(●2-3)を思い出したかという問いには「ああいうことがあったからこそしっかりやってくれるものと思っていた。それが日本の文化になっている」と返答し、言葉を続けた

「ドーハの悲劇で最後の3分間にやられたのも、あれでみんなが分かった。(ベルギー戦では)2-0が簡単じゃないのもみんなが分かった。経験していくことでみんなが分かっていくものだと思うし、選手が替わってもサムライブルーに脈々とつないでいかないといけないことだと思う」。過去の苦しい経験を教訓として継承していくことの大切さを述べた。

(取材・文 竹内達也)

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