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[関東]途中出場FW矢崎V弾!駒澤大が東京国際大に逆転勝ちで後期初勝利

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駒澤大が東京国際大に競り勝った

[10.7 関東大学L1部第15節 駒澤大2-1東京国際大 東京国際大G]

 関東大学サッカー1部の第15節が7日に行われ、東京国際大グラウンドで行われた第1試合では、駒澤大が2-1で東京国際大を下し、後期4試合目にして初勝利をあげた。

 先制点は東京国際大に決まった。DF高橋和洋(4年=創価高)から浮き球で入ったロングボールをMF柳園良太(4年=西武台高)が胸トラップでコントロール。相手を外して左足で流し込み、スコアを動かした。

 しかし駒澤大も前半36分、ゴール正面でFKを獲得すると、MF薬真寺孝弥(2年=長崎総科大附高)が壁の下を通すグラウンダーのシュートを決めて、同点とする。その前にあったFKのチャンスではMF中原輝(4年=ルーテル学院高)にキッカーを譲っていたが、今度は2年生テクニシャンがしっかりと枠内に蹴り込んだ。

 同点とされた東京国際大に前半39分、更なるアクシデントが起こる。FW伊能玲生(2年=瀬戸内高)が着地の際に左ひじを痛めてプレー続行が困難となる。FW宇高魁人(2年=長崎総合科大附高)との緊急交代を余儀なくされた。

 同点で折り返した両軍は、後半途中からそれぞれの切り札を投入。東京国際大が後半9分にベンチスタートさせていたFW町田ブライト(4年=成立学園高)、駒澤大は後期は全試合途中出場となるFW矢崎一輝(2年=駒澤大高)を同19分から入れて勝負に出る。

 そしてその交代選手が決着をつけることになる。後半39分、駒澤大は右サイドから中原がクロスをあげると、ゴール前で混戦が生まれる。これを矢崎が左足で蹴り込み、決勝点を奪った。

 後期初勝利を挙げた駒澤大。負ければ東京国際大に逆転を許し、本格的な残留争いに巻き込まれるところだったが、勝ち点を21に伸ばして6位、逆に上位争い、インカレ出場権争いの混戦に踏みとどまった。「暑い中で、多少やろうとしたことは出来ていた」とイレブンの奮闘を称えた秋田浩一監督は、「今年のチームは4年生が頑張っている。何とかインカレに出させてあげたい」と8年ぶりのインカレ出場への思いを強くしていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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