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伊藤洋輝も“経験値”生かす約30mスーパーゴール「ボールがブレる印象で、狙ってみた」

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MF伊藤洋輝(磐田)がスーパーゴール

[10.19 U-19アジア選手権第1戦 U-19日本代表 5-2 U-19北朝鮮代表]

 スーパーゴールを挙げたレフティーはもう一人いる。188cmの大型ボランチMF伊藤洋輝(磐田)はひとつ上の世代にも飛び級招集されているチームの主軸。北朝鮮戦ではキャプテンマークを巻き、「トレーニングから引っ張っていかなきゃいけないという気持ちがあった。今日、結果が出たことはうれしい」と初戦の勝利に安堵していた。

 そうした経験値を生かし、序盤のボールタッチで覚えのある“感触”に気付いた。「去年のトゥーロン国際と同じボールだと思った。あまり空気が入っていなくてブレる印象だったので、運んだところで一発狙ってみようと思った」。前半19分、FW斉藤光毅(横浜FCユース) からパスを受け、相手の寄せがこないと見て持ち上がると、約30mの位置で左足を一閃。強烈な弾丸シュートでゴールネットを揺らした。

 得意とする積極的な攻撃参加からのスーパーゴール。「めちゃくちゃうれしかったですね」と率直に振り返った一方で、「そこで安心してしまったというか。チームとしてそこで3点目を取りにいかなきゃいけなかった」と、2点差を追いつかれた展開を反省した。

 MF藤本寛也(東京V)と組んだダブルボランチが後ろのスペースが空けてしまう場面もあり、守備陣の連携には課題も出たが、「寛也とは15歳のときからやっているし、ピッチの中で話しながらできている。センターバックとの連携もまだ初戦なのでこれから詰めていきたい」と前を向き、連戦の中でチームとして成長を重ねるつもりだ。

(取材・文 佐藤亜希子)

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