27秒弾を予言した男!? 大分FW三平「何を思って言ったのか分からない」
[10.21 J2第38節 千葉2-4大分 フクアリ]
キックオフから、わずか27秒。いきなりネットが揺れた。ゴールを陥れた大分トリニータFW三平和司は試合後に明かす。チームメイトからの予言があったことを――。
ウォーミングアップ中だった。MF姫野宥弥から「何を思って言ったのか分からないけど、『(試合開始直後に)ワンチャンあるんじゃないですか』と言われていた」。そして、その言葉が現実となる。最終ラインのDF鈴木義宜が蹴り出したボールは三平には合わずに、千葉のゴール方向へと向かっていく。しかし、「姫野に言われていた」三平は、ここで動きを止めるのではなく全力でボールを追った。
PA外にポジションを取っていたGK大野哲煥がPA内に入って手で処理しようとしたが、「追い掛けていたら、ちょっとキャッチをするのが遅いな」と思い、ボールに向かって滑り込む。大野より先に右足がボールに到達すると、ボールはそのままゴールマウスへと収まって開始27秒での先制点が生まれた。
「点が入ったときにすごく静かで、ファウルだったかなと思った」ようだが、ゴールが認められたことを確認すると「久しぶりの得点だったので嬉しかった」と歓喜を爆発させる。チームメイトの予言どおりの試合開始直後の得点となり、ハーフタイムには姫野から「言ったとおりになったでしょ」と言葉を掛けられたようで、「あいつすごいっす」とチームに勢いをもたらした男は白い歯を見せた。
(取材・文 折戸岳彦)
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●2018シーズンJリーグ特集ページ
キックオフから、わずか27秒。いきなりネットが揺れた。ゴールを陥れた大分トリニータFW三平和司は試合後に明かす。チームメイトからの予言があったことを――。
ウォーミングアップ中だった。MF姫野宥弥から「何を思って言ったのか分からないけど、『(試合開始直後に)ワンチャンあるんじゃないですか』と言われていた」。そして、その言葉が現実となる。最終ラインのDF鈴木義宜が蹴り出したボールは三平には合わずに、千葉のゴール方向へと向かっていく。しかし、「姫野に言われていた」三平は、ここで動きを止めるのではなく全力でボールを追った。
PA外にポジションを取っていたGK大野哲煥がPA内に入って手で処理しようとしたが、「追い掛けていたら、ちょっとキャッチをするのが遅いな」と思い、ボールに向かって滑り込む。大野より先に右足がボールに到達すると、ボールはそのままゴールマウスへと収まって開始27秒での先制点が生まれた。
「点が入ったときにすごく静かで、ファウルだったかなと思った」ようだが、ゴールが認められたことを確認すると「久しぶりの得点だったので嬉しかった」と歓喜を爆発させる。チームメイトの予言どおりの試合開始直後の得点となり、ハーフタイムには姫野から「言ったとおりになったでしょ」と言葉を掛けられたようで、「あいつすごいっす」とチームに勢いをもたらした男は白い歯を見せた。
(取材・文 折戸岳彦)
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