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森崎ツインズの兄・和幸が現役引退…“強いこだわり”を実現して「幸せ」

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広島MF森崎和幸(右)が現役引退を発表した

 サンフレッチェ広島は27日、MF森崎和幸(37)が今季限りで現役を引退することを発表した。

 森崎は広島の下部組織から2000年にトップ昇格。優れた戦術眼を生かし、ゲームメイカーとしてクラブを支えてきた。慢性疲労症候群を患いながらも、これまでJ1通算427試合で19得点を記録。同じ広島だった双子の弟・森崎浩司氏は2016年シーズン限りで引退し、現在は広島のアンバサダーを務めている。

 広島のレジェンドは現役引退の発表に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「私、森崎和幸は2018シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました」

「ユース時代を含めて22年という長い間、サンフレッチェ広島でプレーできたのは、いつも応援していただいている株主・スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆さん、クラブ関係者の皆さん、家族、そしてこれまで共にプレーしてきたチームメートのおかげだと思っています。本当にありがとうございました」

「振り返れば、僕はサンフレッチェ広島に入団させてもらった時から、このクラブ一筋でプレーすることしか考えていませんでした。引退するのも『サンフレッチェ広島』という強いこだわりがある中、まずその思いが実現できたことを幸せに思っています」

「また、約20年間のプロ生活でもさまざまな経験をさせてもらいました。歓喜に満ち溢れた3度のJ1優勝はもちろんのこと、悔しさを味わった2度のJ2降格、自分自身の体調不良による離脱など、喜びだけでなく、苦しい時期もたくさんありました。それでも何度も這い上がってこられたのは、やはりファン・サポーターの皆さんがどんな時も常にそばにいてくれたからです」

「いろんな想いを一緒に共有できたことは、僕のサッカー人生における大切な宝物になりました。長い間、支えてくださり感謝しています。まだまだ感謝の思いはありますが、それは別の機会で直接、皆さんに伝えたいと思います」

「そして最後に、僕は今年の優勝は諦めていません。最後まで共に戦ってください。僕も最後まで戦い続けます!」

 クラブによると、ホーム最終戦となる11月24日のJ1第33節・名古屋戦の終了後、現役引退セレモニーを行うという。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF森崎和幸
(もりさき・かずゆき)
■生年月日
1981年5月9日(37歳)
■身長/体重
177cm/75kg
■出身地
広島県
■経歴
矢野中学-広島ユース-広島
■出場歴※10月27日時点
J1リーグ:427試合19得点
J2リーグ:74試合3得点
カップ戦:42試合
天皇杯:44試合3得点
■代表歴
U-18日本代表(1999)
U-19日本代表(2000)
U-20日本代表(2000 AFCユース選手権イラン大会)
U-20日本代表(2001 FIFAワールドユース選手権アルゼンチン大会)
U-22日本代表(2002 釜山アジア大会)

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