beacon

川口引退会見にメディア63社130人、声を詰まらせたのは…

このエントリーをはてなブックマークに追加

会見場には多くのメディアが詰めかけた

 SC相模原でプレーするGK川口能活(43)の引退会見が14日に行われた。集まったメディアの数は63社130人。会見前に会見場の様子を関係者に知らされた川口は感謝の涙を流したという。

 会見では涙を流さなかった川口だが、時折声を詰まらせる場面があった。家族の話をした時だ。引退を決断した時もまずは家族、特に夫人に相談を持ち掛けたという。「自分が思い通りにいかない時、周りに当たってしまったりとか、傷つけたりもした。そういう時でも常に支えてくれたので」。

 これまでは自分が現役を続けたいというと、「もういいんじゃないの」と冗談めかしに話していたというが、いざ辞めると告げると、「何で」と返してきたという。「常に僕自身の逆を取ってきた。でもそういうやり取りがあったんですけど、最終的には僕の考えを尊重してくれた」と感謝を語った。

 2人の子供への感謝も続ける。引退の決断を伝えたときは「いいよ」という返答だったというが、引退時期がいよいよ迫ってくると、少し寂しそうな表情を見せているという。それでも「いろいろなことがわかる年齢になってきた。誇れることだと思う」と前向きに捉えていた。

(取材・文 児玉幸洋)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP