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長友不在の間に定位置を…佐々木翔「今回は特にチャンス」

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左サイドバックでの先発が有力なDF佐々木翔

 チームのピンチをチャンスに変える。日本代表の左サイドバックに君臨するDF長友佑都(ガラタサライ)が肺気胸のため戦線を離脱。来年1月のアジアカップ(UAE)に間に合うかどうかも不透明な中、その穴を埋める活躍が期待されているのがDF佐々木翔(広島)とA代表初選出のDF山中亮輔(横浜FM)だ。

 特に広島で森保一監督の教えを仰ぎ、森保ジャパンでも2試合に先発している佐々木はレギュラー候補の一番手。「生き残りを懸けて、いいアピールをしたいし、今回は特にチャンスだと思う」と自覚も十分だ。

 広島時代には3バックを採用していた森保監督だが、代表ではここまで一貫して4バックで戦っている。「一番最初に集まったときは3枚でやるのかなと思った」と佐々木自身にも驚きはあったが、「ベースになる部分、基本的なところは変わらない」と、形は違っても不変の森保イズムを代表でも感じている。

「徐々に雰囲気には慣れてきているし、初対面の選手たちじゃない。どんどんやりやすくなっている」。アジアカップ前最後の強化試合となる16日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(大分)、20日の同キルギス戦(豊田ス)ではチームとしての積み上げも求められる。「ボールを保持するところだったり、縦に入ったときにサポートを早くして、スピードアップするところでは連係や共通認識が必要。そこが大事になる」。個人のアピールだけでなく、チームとしても手応えを深めてUAEに乗り込むつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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