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モウ・ユナイテッドの補強策は正しいのか?英高級紙が査定…「成功」は1人のみ

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ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるユナイテッドの補強策は正しいのか?

 現在マンチェスター・ユナイテッドで指揮を執るジョゼ・モウリーニョ監督だが、その補強策は成功しているのだろうか。英高級紙『テレグラフ』の記者が査定している。

 今季でユナイテッド指揮官に就任して3シーズン目となっているモウリーニョ監督。しかし2018-19シーズンはスタートダッシュに失敗し、プレミアリーグ第12節終了時点で6勝2分4敗、勝ち点20で首位のマンチェスター・シティとは早くも12ポイント差がついている。

 そんなモウリーニョ監督とクラブは、これまで総額4億3210万ユーロ(約556億円)を費やし、合計11選手を獲得してきた。しかし、チームに引き入れたDFエリック・バイリーやFWアレクシス・サンチェスのパフォーマンスに満足していないと伝えられており、今冬の放出も考えていると言われている。

 そこで『テレグラフ』のアリスター・ツイデル記者は、モウリーニョ政権でこれまで補強した選手を査定している。

 古巣復帰となったポール・ポグバについては「判断は時期尚早」としている。寸評では「時々光輝くが、ビッグパフォーマンスは稀であり、当時の世界最高額の移籍金(8900万ポンド)を正当化することはできていない」としている。

 また、不振に苦しむA・サンチェスは「失敗」。「ジェイミー・キャラガーは『ピークを過ぎた選手への高額投資』と自身のコラムで表現していたが、試合でまったくインパクトを与えることができない状況を鑑みれば反論はできないだろう。フリー移籍だが、信じられないほどの給与(週給50万ポンド)は正当ではない」と厳しく論じている。

 その他、ヘンリク・ムヒタリアンフレッジ、ジオゴ・ダロットを「失敗」と査定。ポグバの他にバイリー、ビクトル・リンデロフロメル・ルカクを「判断は時期尚早」とし、「成功」は唯一ネマニャ・マティッチのみ。それも「かろうじて」としている。

 もちろん補強は監督の権限だけでない。さらに、今回の査定は『テレグラフ』独自のものである。しかし、サンチェスらが最高のパフォーマンスを見せられていないこともあり、現地での評価は厳しいものとなっているようだ。

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