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3300万円は「高額な飲食代、衣服のまとめ買い」…元社員の私的流用で横浜FM幹部が謝罪

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黒澤良二代表取締役社長と塚本秀徳常務取締役が謝罪

 横浜F・マリノスで元経理社員による約3300万円の着服、私的流用が発覚した。

 対象事案は2012年3月ごろから18年4月までの約7年間において発生。元社員が収入印紙の管理担当者に対して、契約書の作成に必要だと騙したうえで、収入印紙を購入させ、受領することで、クラブの資金約3300万円を私的に流用した。元社員は2006年に入社。今年1月に異動するまで経理を担当していた。

 発覚の経緯は今年4月に同社員が異動したあとでも同様の要請がされたことから、不審に思った収入印紙の管理担当者が上司に相談。元社員を問いただしたところ、不正が発覚。元社員は収入印紙を金券ショップで換金。高額な飲食代、デパートなどでの衣服のまとめ買いなど遊興費に使っていたという。元社員は6月11日付で懲戒解雇された。

 ただしクラブは本件に関し、警察への被害届は出さない。これは元社員と話し合いを進めたうえで、全額弁済で合意する公正証書が作成されているためだという。自身の役員報酬の3か月20%減を明言した黒澤良二代表取締役社長は、「ファン・サポーター、関係するすべての人たちにお詫びします。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。 

(取材・文 児玉幸洋)
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