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川口能活が現役引退試合で貫禄の完封劇、好セーブで魅せて会場沸かす

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川口能活が現役最終戦を戦い終えた

[12.2 J3第34節 相模原1-0鹿児島 ギオンス]

 SC相模原の元日本代表GK川口能活が、“引退試合”現役ラストマッチとなった鹿児島ユナイテッドFCとの一戦をフル出場で終えた。

 川口は9月2日の鳥取戦以来、14試合ぶりとなる今季6試合目の先発出場。報道陣も大挙、観衆は相模原の本拠地開催では歴代最多、初の1万人超えとなる1万2612人が、日本代表で116キャップを数えた伝説的GKの最後の雄姿を見届けた。

 試合は前半から緊迫した展開。前半20分にはエリア内で切り返したMF中原秀人のシュートを川口が好セーブで防ぐ場面も。スコアが動かないまま後半に折り返す。

 後半に入っても川口は集中した守備で魅せる。9分にはFW萱沼優聖と1対1を迎えるが、前に出て止めると、こぼれ球もしっかりキャッチ。同19分にはFW薗田卓馬に抜け出しを許した場面はオフサイドだったが、これも前に出てしっかり防ぎ切っていた。

 そして相模原は後半25分、相手のハンドによってPKを獲得。これをFWジョン・ガブリエルが落ち着いて沈め、スコアを動かすことに成功する。

 あとは守るだけ。相模原は後半40分にまたも川口が好セーブを見せるなど最後まで得点を与えない。引退試合で貫禄を見せた川口の活躍もあり、相模原は今季最終戦を1-0、3試合ぶりの白星で飾った。

(取材・文 児玉幸洋)
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