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12年ぶりのJ1昇格ならず…カズ「そう甘いものではない」

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横浜FCのFW三浦知良

[12.2 J1参入プレーオフ2回戦 横浜FC0-1東京V ニッパツ]

 大一番で自身がピッチに立つことはなかった。チームは0-1の完封負けを喫して横浜FCの、そしてFW三浦知良の今シーズンは終わりを迎えた。

 レギュラーシーズンを上位で終えていたため、引き分け以上で決定戦へと駒を進める横浜FCは、前後半の90分間までを0-0で進めながらも、後半アディショナルタイム6分にセットプレーから先制点を献上。その後、追い付くことはできずに0-1で敗れて決定戦進出を逃し、12年ぶりのJ1復帰への道が断たれた。

 残り数分を守り切れば――。という試合だったが、ベンチから90分間を見守ったカズは「何十年もサッカーをやっていて、カテゴリーを上に上げていくのは、そう甘いものではないし、本当に難しいこと」と唇を噛む。

「J1に届かなかったというのが、今の自分たちの力だと思う。こういう経験をどうやって生かしていくのか。選手もそうだけど、クラブとして、こういう経験を無駄にしないようにしないといけない」

 自身は今季のJ2リーグで9試合に出場したものの先発出場はなく、出場時間は59分に終わった。しかし、「ウチは全部で(公式戦)45試合やったけど、43試合でベンチに入れた。常にベンチに入れるところのコンディションにまでは持っていけたのは一つの自信にしていきたい」と答えると、「その中でも少しでも試合に出れる時間を増やしていきたい」と視線を上へと向けた。

(取材・文 折戸岳彦)

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