beacon

東京を代表するCB、駒澤大高DF齋藤主将「CBは見た目だけじゃないと全国では見せていきたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

駒澤大高DF齋藤我空主将は今年の東京を代表するCB

 15年、16年度全国8強の駒澤大高は第97回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選を勝ち抜き、2年ぶりの選手権出場を果たした。チームリーダーであり、東京を代表するCBの齋藤我空主将(3年)に開幕戦から戦う全国大会への意気込みを聞いた。

●DF斎藤我空
―開幕戦を戦えるのは嬉しい?
「正直、嬉しいですね」

―強力なライバルたちを破っての全国出場。
「自分たちは今年、全然結果が出ていなくて、『実力がない』と言われてきたんですけれども、選手権ではまとまりという部分を大事にしてきて、ここまで勝ち上がってくることができました。その部分は全国でも出していかないと勝てないと思うし、自分たちよりも実力のある高校ばっかりなので、そこはチャレンジャー精神を持って一戦一戦戦っていきたいと思います」

―チームの評価も上がっている。
「あれだけ難しい、強い高校がいるブロックを勝ち上がれたのは自信になっている部分もあるんですけれども正直、運が味方したところもあって、あそこが決まっていれば負けていたというシーンが結構あった。そこは自分たちも受け止めないといけないところだと思いますし、自分たち選手の力だけで勝った訳ではないので、そこも過信せずに、準備期間も少ないんですけれども、一回一回の練習を大切にしてやっていきたい」

―強い時代のチームはそこで失点しなかった。
「駒大は堅守のチーム。守りの部分ではしっかりとゼロで抑えないといけない。課題としてやっていかないといけないですし、Tリーグ(東京都1部リーグ)でも、選手権でも失点が重なってしまったので、全国で失点は抑えることを目標にして、一回一回の練習に取り組んでいきたいと思っています」

―2年前は先輩に付いていくほうだったかもしれないが、今年はみんなが斎藤くんの背中を見てプレーする。
「2年前は自分が先輩たちの背中を追ってついていく感じでプレーしていたんですけれども、今年はキャプテンとしてチームの先頭に立つわけで、自分が崩れたらチームも崩れるくらいの気持ちでやらないといけないと思っていますし、予選では助けてもらった部分が多いと思うので、全国では自分の力で勝たせるくらいの気持ちでやっていきたいと思っています」

―東京でナンバー1のCBとして。
「そう思ってもらえるのはありがたいですけれども……。足元も身長もないですし、CBの見た目としては行けそうだなと思われちゃうかもしれないですけれども、CBは見た目だけじゃないと全国では見せていきたい」

―あいつのところは無理だと。
「思わせたいですね」

―攻略困難なCBになっている。
「スピードのあるCBは少ないと思いますし、自分も今までそこを強みとしてやってきているので、そこの部分も全国では出して行けたらなと思っています」

―最後の一人になるまで新COPAの試履きをしていた。
「蹴った時に結構足元にフィットするなという感じでしなっという感じも、足元に吸い付くようなピタッとしている感じもあったので欲しいなと思っちゃいました」

―開幕戦から決勝まで勝ち抜く。
「開幕戦を戦うチームとして不甲斐ない試合とか不甲斐ないプレーはできないと思いますし、多くの観客が見ている中で自分たちをアピールするチャンスだと思っているので、気負いせずにチャレンジャー精神を持って開幕戦も戦っていきたいと思っています」

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

TOP