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FC東京深川FW茂木秀人イファインが意地の連発、高校は山梨学院へ

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準決勝、決勝と連発したFW茂木秀人イファイン

[12.28 高円宮杯U-15決勝 FC東京深川1-0金沢U-15 味フィ西]

「気持ちでゴールにねじ込みました」。1点リードの後半34分、MF安田虎士朗(3年)からのパスを受けたFW茂木秀人イファイン(3年)が、FC東京U-15深川の優勝を決定づける得点を奪った。

 意地の連発だった。2トップを組むFW野澤零温(3年)は今大会、全5試合連発となる9得点で得点王を獲得。茂木もアシストで貢献していたが、「自分も取りたいという気持ち」を常に持ってプレーしていた。「今後もライバルになって行く存在だと思います」。

 ただし茂木にとって、FC東京でのプレーはこの日で一旦区切りとなる。高校は山梨学院高に進学する予定。「自分は(ユースに)上がれなかったので、このクラブを後悔させるという気持ちで高校3年間を頑張りたい」。しかし「それで戻ってきたい」と東京愛は持ち続けるつもりだ。

 イファインという名前は父の祖国であるナイジェリアの言葉で「神に勝る者はいない」という意味があるという。天性のスピード、フィジカルは何よりの武器。あとは自分の努力を信じ続ける。

(取材・文 児玉幸洋)

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