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“豪州戦回避”の狙いは否定も…森保監督「1位突破を目指す」

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首位通過の狙いを明言した森保一監督

 すでに決勝トーナメント進出は決まっているが、ウズベキスタン戦でのミッションは明白だ。日本代表森保一監督は前日会見の場で「勝ってグループリーグを1位で突破することを目指す」と宣言。今後の開催会場を踏まえれば、2位通過が有利という見方もある中、目の前の一戦での必勝を誓った。

 首位通過のためには勝つしかないウズベキスタン戦。「われわれはこの大会に臨むにあたって、グループリーグを1位で突破して次のステージに向かい、最終的に優勝するということをチームとして考えている」(森保監督)。指揮官の頭の中には2位通過を選択するという考えは全くない。

 首位通過の場合、決勝までの間にシャルジャ、ドバイ、アルアイン、アブダビの4都市を回る形となり、一定の移動負担は避けられない。これに対し、2位通過のケースでは、アルアインで2試合を戦った後、アブダビで準決勝、決勝を争う形で済むため、移動面での違いは明らか。しかし、指揮官にその道を選択するつもりはないようだ。

 他方で対戦相手を見れば、2位通過の場合は決勝トーナメント1回戦で過去2大会決勝進出のオーストラリアと戦うことになり、会見では外国人記者から「1位なら避けられる」という見解も寄せられた。だが、森保監督は「上がってくるチームはどのチームも強いと思うし、目の前の一戦に勝利すること、ベストを尽くすことをやっていく」とキッパリ。先々の対戦相手への意識は否定した。

 会見の場では大幅にメンバーを入れ替え、チームの総力を高めていくという狙いも明かした指揮官。新たにメンバー入りする選手には「勝たなければというプレッシャーもあるが、勝てるという自信を持って臨んでほしい」と要求するなど、一戦必勝のメンタリティーで臨んでいく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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