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「早く結果が欲しい」も「この試合が最後じゃない」と北川…マイペースに成長を

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左足でシュートを放つFW北川航也

[1.17 アジア杯F組第3節 日本2-1ウズベキスタン アルアイン]

 3試合連続起用に燃えた。13日のオマーン戦(○1-0)に続いて唯一の連続先発となった日本代表FW北川航也(清水)は得点こそ挙げられなかったものの、途中出場した9日のトルクメニスタン戦(○3-2)、オマーン戦とは一線を画すような積極的なプレーを披露。「1試合目より2試合目、2試合目より3試合目と、自分のコンディションやパフォーマンスが良くなっているという実感がある。結果がほしいところですが、試合に入ることができている、良くなっているという実感がある」と表情をほころばせた。

 試合前、森保一監督から「楽しんで行け」「シュートを積極的に打っていけ」と言われ、その言葉に応えた。前半35分にはDF塩谷司の縦パスを足元におさめ、左足で強烈な反転シュート。GKに阻まれたが、CKのチャンスを得た。後半37分にはMF伊東純也の長いドリブルから生まれたカウンターのチャンスにFW武藤嘉紀のラストパスから左足でフィニッシュ。ゴール上に飛ばしてしまったのは反省材料だが、「少しずつ自分らしさを出せている」と前進を感じている。

 この日は“サブ組”の武藤と塩谷がゴールを決め、チーム内に活気を生んだ。こうなれば北川も次こそゴールを決めたいところ。「早く結果が欲しい。期待に応えたい。もっとゴール前に入っていく回数も増やしていく必要があるし、継続していくことが必要。必ずボールが転がってくると信じてやる」。そうゴールを渇望する一方で、「この試合が最後でもないし、この大会がゴールでもない。自分自身もっと成長できるようにプレーしていければと思う」とマイペースも口にする大器。アジアでもまれて強くなっていくつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)

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