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韓国メディアが日本の主将・吉田麻也を称賛「貫禄のプレー。その存在感が一層明らかになった」

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 日本代表はアジアカップ2019のラウンド16で、サウジアラビア代表を1-0で下し、準々決勝進出を決めた。韓国の『スポーツソウル』は、特にキャプテンのDF吉田麻也の活躍が光ったと伝えている。

 グループステージを全勝で通過した日本は、ラウンド16でFIFAランク69位のサウジアラビアと対戦。前半にDF冨安健洋の代表初ゴールで先制すると、その後はサウジにボールを保持され、攻め込まれる展開が続いたものの、最後まで無失点に抑え、1-0で完封勝利。ベトナムが待つ準々決勝に駒を進めた。

 韓国紙の『スポーツソウル』は、「日本が難敵のサウジアラビアを下し、8強に進出した」と取り上げ、その勝利の立役者に「アジア唯一、プレミアリーグでセンターバックを務める吉田麻也の活躍があった」と報じた。

「この試合では、日本の強力な守備が目立った。洗練されたパスに基づいて敵陣を押し入る日本特有のスタイルが一つもなかった。サウジアラビアが攻撃を主導し、日本ゴールに押し込む展開が90分にわたって続いたが、組織的な守備の力で勝利した」

「その中でも特に、プレミアリーグのサウサンプトンでプレーする吉田の守備での統率が大きな役割を果たした。キャプテンマークを巻いた吉田は『ヘディングマシン』という言葉が似合うほど相手のクロスをブロックし、壁になった。勝利した日本の中心は吉田と言っても過言ではなかった」

 AFCの公式スタッツでは、日本はこの試合のボール支配率は23.7パーセントに過ぎなかった。耐える展開が続くなかで、「サウサンプトンでプレミア7年目を迎えた吉田の貫禄のあるプレーが光った」と同メディアは日本代表主将を評価した。

「サウジアラビアはシュートチャンスを得ても、日本の守備の組織力に苦労した。シュートは15回を記録したが、有効なシュートは1つにとどまった。吉田の存在感を取り上げないわけにはいかない」

 同メディアはグループステージで「日本が守備に弱点があった」と指摘しつつも、難敵サウジアラビアで見せた「吉田の存在感が一層明らかになった」と、ようやくギアを上げ始めた森保ジャパンの戦いぶりに称賛の言葉を送った。

 日本は24日に準々決勝でFIFAランク100位のベトナムと対戦する。

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