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カタール2選手の「代表資格」は問題なし! AFCが抗議棄却を正式発表

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ここまで大会記録最多タイ8得点のカタール代表FWアルモエズ・アリ

 アジアサッカー連盟(AFC)は1日、UAEサッカー連盟が提出していたカタール代表2選手に関する抗議文を棄却したと発表した。この決定により、代表資格が疑われていた2選手はアジアカップへの参加が正式に認められる形となった。

 UAEサッカー協会は準決勝のカタール戦が行われた直後、スーダン出身のエースFWアルモエズ・アリ(22)、イラク出身のDFバサム・アルラウィ(21)の2選手の代表資格に関する抗議文をAFCに提出。FIFA規則における帰化選手の要件を満たしていない疑いがあるという趣旨だった。

 国交断絶中の両国が対戦した準決勝では、スタンドを埋め尽くしたUAEファンがカタールの選手に対してサンダルやボトルを投げつけるという不穏な出来事もあったが、この一件によって波紋はさらに拡大。31日の前日会見では指揮官に厳しい質問が浴びせられ、1日には欧米メディアも報じる事態に発展していた。

 ところがAFCは決勝の日本対カタール戦が行われる同日、規律倫理委員会の審議により、UAE協会の訴えを退ける決定をしたと発表。一部では没収試合の決定も起こり得ると指摘されていたが、その可能性はなくなった。大会記録8得点を挙げているアリ、中心選手のアルラウィは日本戦でも出場するとみられる。

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