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190cm砲炸裂!超大型FW櫻川ソロモンは2年後ではなく今年、U-20ワールドカップへ

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前半11分、U-18Jリーグ選抜はFW櫻川ソロモンが先制ゴール

[2.16 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 1-1 日本高校選抜 埼玉]

 2年後のU-20ワールドカップ出場は「ノルマ」。身近な目標は、今年5月に開催されるU-20ワールドカップ出場だ。U-18Jリーグ選抜の1トップとして先発したFW櫻川ソロモン(千葉U-18、2年)は前半11分、MF山田楓喜(京都U-18、2年)の右CKからニア方向へ飛び込む動きで先制ヘッド。「マーク外れたのであとはボールが来るだけだった。そこでしっかりと合わせられて良かった。こういう大きな舞台で決められたので良かったです」と微笑んだ。

 櫻川は190cm、87kgの身体を持つ超大型ストライカーだ。今月2日から行われたU-18日本代表スペイン遠征では3試合中2試合で先発。U-18セルビア代表戦でゴールも決めた。

 ただし、優勝を懸けたU-18スペイン代表との最終戦は0-4で敗戦。櫻川自身も「差」を感じたのだという。「パススピードだったり、テンポだったり、きょう自分は決められたんですけれども、決めるべきところでしっかり決めてくるあたりだったりが世界のトップトップだったので参考にしたい」。この日は年上の日本高校選抜相手に前線で攻撃の起点になるなど主導権を握り、ゴール以外にもカウンターから決定的なシュートを打つシーンがあった。

 小学生時代はテクニカルなチームであるJSC CHIBAに所属。少年時代から足元も磨いてきた大器はU-17、U-18日本代表を経験し、今年1月には2歳年上のU-20日本代表候補にも初選出された。今年、トップチームデビューを掲げている櫻川だが、U-20日本代表に定着し、U-20ワールドカップに今年出るという目標を持っている。

「まず、20のワールドカップがあるのでそこが自分の一番近い目標」ときっぱり。現在17歳の櫻川は01年生まれで、21年U-20ワールドカップを戦う世代でもあるが、「自分たちの代はノルマと言うかそこは“当たり前”にしてもっと上にいきたい」と目標が上にあることを明言した。

 U-20日本代表の影山雅永監督から期待されているのはゴールの部分だという。だからこそ、この日決めたゴールを素直に喜んだ190cmストライカー。“ジェフの秘宝”こと超大型FW櫻川ソロモンはこの日のように、ゴールを決め続けてチャンスを掴み、世界を相手に大暴れする。

(取材・文 吉田太郎)
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