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J選抜CB馬場晴也、インドU-17W杯糧に進化中…西川潤ら抑える1対1の強さで存在感

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好守で際立ったU-18日本代表DF馬場晴也(東京Vユース2年)

[2.16 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 1-1 日本高校選抜 埼玉]

 高校選抜の強力アタッカー陣を抑えた。Jリーグ選抜のU-18日本代表DF馬場晴也(東京Vユース2年)は1対1で強さを発揮。昨年のU-16アジア選手権MVPのFW西川潤(桐光学園高2年)、選手権決勝を沸かせたMFバスケス・バイロン(青森山田高3年)らに正確な対応を見せ、個人技を抑える好守が際立った。

「バイロン選手はテレビで見て研究した。切り替えが特徴的で、そこを意識して対応しました」。1か月前に選手権決勝を沸かせたドリブラーから自由を奪えば、同学年の西川にも「負けられない」と闘志を燃やし、冷静に対応。体を張ったシュートブロックで跳ね返した。

 後半アディショナルタイムの失点は痛かったが、西川に対応した時間帯はエリア内でチャンスをほとんど作らせなかった。U-18日本代表のリーダー格としてDF陣を統率。危険な位置でミスした味方をカバーし、判断の良いポジショニングからボールを奪い返す場面もあった。

 2017年10月にU-17W杯に出場した経験は成長の糧になっている。2000年生まれを中心に構成されたチームに、01年世代からは馬場、FW久保建英、FW斉藤光毅(負傷離脱)が飛び級で参加。計3試合に出場した中でも、世界との差を感じた第2戦フランス戦(1-2)のインパクトは強烈だった。ロングフィードで抜け出したFWアミン・グイリ(リヨン)に1対1で振り切られ、スペースへの突破を許して失点した。

「フランス戦のハーフタイムで交代になって、引きずりました。あれから守備の意識が高まった」。あの試合で見えた課題に取り組み、ロングボールの対応、1対1を鍛えてきた。成長著しいCBは現在180cm/71kgと当時より5kgほど体重を増やし、逞しく進化中。新シーズンの目標は東京Vユースの日本一と、Jデビュー。5月に控えるU-20W杯出場にも意欲を燃やしている。

(取材・文 佐藤亜希子)
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