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Jリーグ×ウイイレでモバイル「eJリーグ」開催決定! 村井チェアマン「よりサッカーが身近なものに」

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Jリーグとウイイレが大会開催を発表

 Jリーグ、株式会社コナミデジタルエンタテインメントは1日に記者会見を行い、スマートフォンなどを利用するモバイルゲーム『ウイニングイレブン 2019』を競技タイトルに使用したeスポーツ『eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン』を共同で開催することを発表した。

 スマートフォンで行う『eJリーグ』は初心者から上級者まで幅広く参加できる大会というコンセプトのもと、モバイルゲーム『ウイニングイレブン 2019』を競技タイトルに、J1、J2の全40クラブそれぞれに3選手を登録して行うJクラブ対抗戦になる。

 幅広い世代が参加できるように、各クラブの代表プレーヤーは「15歳以下(U15)」、「18歳以下(U18)」、「全年齢(フル)」の年齢別3選手で構成。参加希望者はまずクラブを選び、3月22日から開始されるオンライン予選通過を目指す。6月のクラブ代表選考会を勝ち抜いた各クラブの代表プレーヤーが、7月の本大会に出場し、優勝クラブを決めていく。各クラブには成績順位に応じて賞金が用意され、総額は1500万円となる。

 記者会見には村井満チェアマン、Jリーグマーケティングの窪田慎二代表取締役社長と、コナミから早川英樹代表取締役社長、プロモーション企画本部の車田貴之副本部長が出席。村井チェアマンは「サッカーの面白味に新たに気づいていただける機会を頂戴していることを大変有難く思っております」と最初に語った。

 今回の大会は据え置き型ゲーム機を使用せずに、生活必需品になったスマートフォンを利用するものになる。村井チェアマンは「今回モバイルという形でのチャレンジとなります。DAZNを通じてリアルのサッカーをいつでもどこでも視聴いただける。今回はそれに加えて、ゲームでいつでもどこでも楽しんでいただける。よりサッカーが身近なものになると確信しております」とさらなるサッカー文化の浸透に自信を口にした。

 また、今回の賞金は勝ち進んだプレーヤーには行き渡らず、クラブに支払われる。Jリーグマーケティングの窪田代表取締役社長は「カテゴリー的に若年層をチームに参加させることもありまして、クラブへの賞金という形にしました」とその経緯を説明する。

 コナミのプロモーション企画本部の車田副本部長は「選手ではなく、クラブに対して支払うということで、クラブチームが賞金を使って、チームのグラウンドの整備費用に充てたり、サポーターとのイベント費用に使ったり、そのような流れを想定しての設定になっている。クラブサポーターを含めてeJリーグを盛り上げたい」と使用用途の例を挙げた。

 現段階ではあくまで未定だが、村井チェアマンは世界大会の可能性についても言及。「今回の大会は国内のリーグ戦を模した形。多くの方々に親しんでいただく」と前置いた上で、「今後ということで何とも言えないですけど、世界のクラブと戦う、クラブワールドカップのようなものができてくる可能性もある」とほのめかした。

 対戦型ゲームを使って競技を行うeスポーツは世界中でも急速に普及中。世界の競技人口は1億人を超えるといわれており、国際大会も多く行われている。2018年9月にインドネシア・ジャカルタで行われたアジア大会でもデモンストレーション競技として採用され、日本代表が『ウイニングイレブン 2018』で金メダルを獲得した。

 今年10月には第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムとして全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI』が開催予定。『ぷよぷよeスポーツ』、『ウイニングイレブン2019』、『グランツーリスモSPORT』が競技種目となっている。

以下、『eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン』詳細

【大会名称】
eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン

【主催】
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
株式会社コナミデジタルエンタテインメント

【競技タイトル】
モバイルゲーム『ウイニングイレブン 2019』(KONAMI)
対象OS Android(5.0以降)、iOS(9.0以降)

【大会スケジュール】
・エントリー
2019年3月7日(木)~5月2日(木)
・オンライン予選
2019年3月22日(金)~5月13日(月)毎週金曜日11:00~月曜日11:00
・クラブ代表選考会(東京)
2019年6月2日(日)
・クラブ代表選考会(大阪)
2019年6月9日(日)
・本大会
2019年7月14日(日)~15日(月・祝)

【大会方式】
・オンライン予選
モバイルゲーム『ウイニングイレブン 2019』内で行われる特定イベント「eJリーグ チャレンジ」における対戦成績の上位者が、クラブ代表選考会へ進出

・クラブ代表選考会
オンライン予選より選出された各クラブ、各カテゴリーの成績上位者によって、総当たりで対戦を行い、代表チームのメンバー(「15歳以下(U15)」、「18歳以下(U18)」、「全年齢(フル)」の年齢別3選手)を決定。

・本大会
クラブ代表選考会にて選出された「15歳以下(U15)」、「18歳以下(U18)」、「全年齢(フル)」の年齢別3選手で構成された各クラブの代表チームによる2戦先勝の対戦形式。
▽グループステージ
4クラブずつの10グループによる総当たりで対戦。
(各グループ1位+2位クラブのうち成績上位6クラブが決勝トーナメントへ進出)
▽決勝トーナメント
グループステージ通過16クラブによるトーナメント形式。

(取材・文 石川祐介)

●eJリーグウイニングイレブン(ウイイレ)2019シーズン特集ページ

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