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倒れながら絶妙キラーパス、FC東京MF東慶悟「内転筋を開くように…」

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試合終了の瞬間、ガッツポーズするMF東慶悟

[3.17 J1第4節 FC東京1-0名古屋 味スタ]

 倒れ込みながら絶妙なラストパスを通した。0-0で折り返した後半9分、自陣左サイドでボールを奪ったFC東京はハーフウェーライン付近で縦パスを受けたMF東慶悟が体勢を崩しながらも前線にスルーパス。快足を飛ばして抜け出したFW永井謙佑がドリブルで切れ込み、GKとの1対1を右足で制した。

「(ボールを受けたとき)体の向きが外向きで、体を倒しながら、内転筋を開くように(パスを)出した」。難しい体勢からのキラーパス。決勝点をアシストした背番号10は、それでも「(永井に)スピードがあるから。本当に感謝したい」と、得点を決めたストライカーを称えた。

 1点リードのまま迎えた終盤にはチームメイトを鼓舞する姿も目立った。「ボールを奪ったときにもっと顔を出してパスをつなごうと。事故も起こり得る相手。ゴール前に放り込まれ続けると、危ないシーンも出てくる。2点目、3点目を取れるように、もっといいチームになっていきたい」。キャプテンは首位相手の勝利にも満足することなく、「細かいことを言えばチームとして課題はいっぱいある。もっともっと突き詰めて、もっともっといいチームになりたいと、今日勝って、より思った」と力を込めた。

 開幕から4試合連続フル出場中の東の逆サイドには17歳のMF久保建英もいる。その存在について聞かれると、「ピッチに立てば年齢は関係ない。毎試合いいプレーをしてくれているし、チームに欠かせない存在になってきていると思う。守備にも貢献してやってくれている」と称え、「チームが強くて、いい雰囲気でないと、彼も大変だと思う。より良いプレーができるように、僕らが支えてあげたい」と、優しいまなざしでねぎらった。

(取材・文 西山紘平)
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