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欧州組、同僚の活躍を刺激に…A代表デビュー狙う橋本「もっと自分に厳しく」

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A代表デビューがかかるMF橋本拳人(FC東京)

 A代表デビューに向けてアピールを続けている。キリンチャレンジカップ・コロンビア戦(●0-1)で出番のなかった日本代表MF橋本拳人(FC東京)は2日後に迫る同ボリビア戦(26日、ノエスタ)に向け、森保ジャパンのスタイルに順応している様子を明かした。

 当初のメンバーリストに並んでいたMF守田英正(川崎F)の負傷により、追加招集という立場でA代表初選出。初陣となったコロンビア戦はベンチとウォーミングアップエリアで国際試合の雰囲気を体感していた。

「常に自分がプレーすると思って見ていたし、前半はコロンビアを相手に面白いサッカー、躍動感あるサッカーをしていた。そこに入っていけるようにイメージして見ていた」。出番こそなかったが、ラインの向こう側の景色に自らを重ねていたようだ。

 そんな心がけは練習でも同様だ。「パスやボール回しのスピードが速い。頭を使うし、次に自分がどういうプレーをするかイメージしながら練習している」。何気ないボール回しやタッチ数制限付きのメニューから、森保一監督の求めるスタイルへの適応を進めている。

 ピッチ外でも得難い経験を積む。「海外でやっている選手がどういった生活をしているか、どういうサッカーをしているかを聞くのがすごく新鮮」。海外組との共同合宿を通じて「厳しい環境で戦っている話を聞き、もっと自分に厳しくしていかないといけないと感じた」と新たな気持ちも芽生えた。

 また、コロンビア戦では共にFC東京でプレーするDF室屋成が出色のパフォーマンスを披露し、国内組でも戦えるところを示した。「普通にやっていたので、刺激になりましたし、負けてられないなという気持ちになった。本当に素晴らしいプレーをしていた」とライバル心ものぞかせる。

 A代表デビューは目の前。意識を置くのは「ビルドアップの時のポジショニング」だ。「もちろん縦に速く行けるときは行くけど、ボールを落ち着かせる時はボランチが中心になってビルドアップするので、自分の役割として意識しながら試合に臨みたい」。縦に速いサッカーは所属先のFC東京と同じ。ハイテンポが予想される中でも自らの武器を見せつける。

(取材・文 竹内達也)

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