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宮市亮、充実したシーズンに感激「こんなにたくさんの試合に出たのはキャリアで初めて」

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充実したシーズンを過ごす宮市亮

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は自身のコンディションに満足しているようだ。クラブ公式ウェブサイトで負傷もなく充実したシーズンを過ごしていることへの喜びを語った。

 2015年夏にアーセナルから加わった宮市だが、ドイツでは両ひざの十字じん帯断裂を経験するなど苦汁を味わうことに。復帰に近づいていた昨年5月にまたもひざを負傷し、現地メディアでは一時は引退を強いられる可能性も懸念されていた。

 しかし、そんな宮市は今シーズン第6節インゴルシュタット戦で復帰を果たすと、これまでリーグ戦21試合に出場。「プロ選手のキャリアで1シーズンを負傷しないで過ごし、こんなにたくさんの試合に出られたのは初めてです」と手応えを示す同選手は、今のフィットネス状態の土台は「シーズン前のリハビリで築きました」と説明。また、「トレーニングの前後にこうなるように集中的に働き続けました」とも明かしている。

 そして、今月14日の第29節、ヨス・ルフカイ新監督の初陣となったビーレフェルト戦(1-1)にも先発出場した宮市はこの試合で貴重な同点弾をマーク。今シーズンの4得点はすべて頭で決めている。「僕も驚いています」と認めるウィングだが、「プロ選手になってから公式戦でヘディングゴールを決めたことがなかったので。ヘディングシュートが決まったのは今シーズンの序盤でのFSVフランクフルトとのテストマッチぐらいだと思います」と振り返った。

 ザンクト・パウリでは両ウィングでプレーする宮市は自身のポジションについても言及。「ウィングとしては向かい側からの攻撃の場合、自分もペナルティーエリアに入ることが大事です。ファーに送り込まれることもあるので。僕はそれを何度も繰り返してきました。もちろん、それで結果を出せたことをうれしく思っています」とゴールへの強い意識をうかがわせた。

 チーム内ゴールランキングでは4位につけるも、「それは僕にとってまったく大事ではありません。チームの力になれて、試合に勝てることが重要です。ゴールは誰が決めようとどうだっていいんです。僕はどの試合でもベストを出し切ることだけを考えています」と個人記録を気にしていない様子。ただ、「もっとゴールを挙げられてももちろん文句を言うつもりはないです」とも付け足した。

 ザンクト・パウリは21日に行われる第30節でハイデンハイムとアウェーで対戦。この相手とのこれまでのアウェーマッチをすべて落としていることについて問われた宮市は「そのデータは知りませんでしたが、自分は気にしませんね。僕たちはビーレフェルト戦の後半は良いサッカーをしたので、それで自信をつけることができました。この良いフィーリングを維持したら、ハイデンハイム戦でも良い結果を出せると思います」と語った。

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