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世界へあと1勝届かず…アジア8強のかつぴーや、ウイイレ国体予選参戦を表明

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準々決勝敗退で惜しくも世界大会出場を逃したかつぴーや

『ウイニングイレブン(ウイイレ)2019』の世界No.1プレイヤーを決めるコナミ公式eスポーツ選手権「PES LEAGUE 2019」のアジア予選にあたる「PES LEAGUE 2019 ASIA REGIONAL FINALS」が20日、21日に都内のJFAハウスで開催された。「1v1部門」ではオンライン予選から勝ち上がってきた日本代表のかつぴーや(@ka2peeya)がグループリーグを2位で突破するも、世界大会「PES LEAGUE 2019 WORLD FINALS」の出場権が懸かる準々決勝でKalok.c(香港)に1-3で敗れた。

 上位4選手に世界切符が与えられるアジア予選であと1勝届かず、ベスト8。準々決勝は序盤にミスも絡んで2失点し、「自滅した」と唇を噛んだ。「いつものパスコースが見つからなかった」という苦しい流れの中、フォーメーションを変更して後半は押し込んだが、前がかりになったところをカウンターから3失点目。終盤に意地の1点を返すも、反撃は及ばなかった。

「大会を通じて“これ”という形が見つからなかった。大会中も試行錯誤して、いろんなフォーメーション、戦術を使った。昨日(グループリーグ)の最後の試合がハマって5-0で勝ったので、そのフォーメーションを使ったけど、今日の相手には通用しなかった」

 アジア各国を代表する選手が一堂に会した「ASIA REGIONAL FINALS」。かつぴーやは「日本が(アジアで)一番レベルが高いと思って、自信を持って臨んだけど、想像以上に海外のレベルが高かった。いろんなサッカー、いろんな攻め方があるのは勉強になった。(優勝した16歳の)FAIDAN(インドネシア)には衝撃を受けた」と率直に振り返った。

 今後は国体予選に挑む考えも明らかにした。第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」(茨城国体)の文化プログラムとして行われる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」の「ウイニングイレブン」(ウイイレ)部門は「少年の部」(高校生)と「オープンの部」(年齢制限なし)があり、予選にあたる「都道府県代表決定戦」が各都道府県で順次開催されている。

 かつぴーやは大阪府予選の「オープンの部」に参戦予定。国体に個人戦はなく、3~5名のチーム戦になるが、PES LEAGUEの日本代表決定戦で上位に入ったプレイヤーとチームを組むことになっているそうで、「優勝を狙えるメンバーがそろっていると思う」と自信を見せていた。

(取材・文 西山紘平)

●PES LEAGUE(ウイイレ)2019特集ページ
●茨城国体 全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019ウイイレ部門

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