アーセナルがブラジル人若手FWを今夏に獲得することになるようだ。『Goal』の取材で明らかになった。

　ブラジル・サンパウロ州のトップリーグであるカンピオナート・パウリスタのイトゥアーノでプレーし、同リーグの新人王を獲得するとともにブラジル国内で最も将来を期待されている選手の1人とも考えられているガブリエウ・マルティネッリ。そんな同選手に対してアーセナルは数か月前から獲得に興味を示してきた。

　アーセナルの国際スカウト部門でトップに立つフランシス・カジガオ氏は、南米に強いコネクションを持っており、マルティネッリの移籍を主導。そして、同選手が18歳の誕生日を迎える6月18日に契約を結ぶ手続きを進めているようだ。なお、問題なく移籍が完了すれば600万ポンド(約8億6400万円)がブラジルのクラブに支払われることになる。

　前線を主戦場とし、特にワイドからカットインするプレーを得意とするマルティネッリのテクニックにほれ込んだアーセナルは、プレシーズンから同選手をトップチームに帯同させることを画策している模様。ここでアピールに成功すれば、昨夏のマッテオ・グエンドウジのように、新シーズンからファーストチームでチャンスを得られる可能性もあるようだ。

　また、マルティネッリは、父親を通じてイタリアのパスポートを所持しており、プレミアリーグでプレーするのに必要な労働許可証を取得する必要もなく、ウナイ・エメリ監督の信頼を勝ち取ることに成功すれば、早くからエミレーツ・スタジアムを舞台に活躍するかもしれない。

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