トッテナムがローマに所属するイタリア代表の19歳MFニコロ・ザニオーロの争奪戦に本格的に乗り出していると、イタリア版『スカイスポーツ』が13日に報じている。

　ザニオーロは昨夏、インテルからローマに移籍すると、前指揮官のエウゼビオ・ディ・フランチェスコの下でレギュラーの座をつかみ、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のポルト戦では、ドッピエッタ(2得点)を記録して大ブレイクを果たした。さらに3月には、EURO2020予選のフィンランド戦で代表デビューを飾るなど、若き逸材として期待されている。

　すでにイタリア王者ユベントスがザニオーロの獲得に関心を示していることが報じられてきたが、今シーズンのCLで躍進中のトッテナムも争奪戦に本格的に乗り出したようだ。若き才能を視察するため、スタディオ・オリンピコで行われた12日のローマ対ユベントス戦(2-0でローマが勝利)にロンドンからスカウトを派遣していたことが判明している。

　スパーズの関係者らは、移籍の可能性を探るためにザニオーロの代理人とすでに接触しているが、ローマへのオファーはCL決勝が行われる6月1日以降となる見込みだ。なお指揮官マウリシオ・ポチェッティーノも了承済みであると伝えられている。

　ただローマは現在、ザニオーロと結ぶ2023年までの契約の更新を検討しており、移籍の行方はローマの動向にも左右されることになる。19歳MFを巡る争奪戦は今後も注目されるところだ。

---

●セリエA2018-19特集
●注目試合をチェック!!“初月無料”DAZNでライブ配信中
●プレミアリーグ2018-19特集