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「途方もない夢」叶えたカソルラ、足切断危機乗り越えスペイン代表復帰に「まだ実感がわかない」

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スペイン代表復帰を果たしたMFサンティ・カソルラ

 4年ぶりにスペイン代表復帰を果たしたMFサンティ・カソルラが、率直な思いを口にした。

 カソルラはアーセナル時代の2016年秋にアキレス腱を手術したものの、患部の一部が壊疽していたことが確認され、一時は右足切断の危機に瀕していた。医師からも「息子と庭を歩ければ良い方」と言われ、現役復帰は非常に難しいと伝えられていたという。

 それでも10度に渡る手術を乗り越え、今季は古巣ビジャレアルのテストを受け、年俸50万ユーロ(税負担なし)、1試合出場につき2万ユーロという契約を勝ち取る。するとリーガ・エスパニョーラで34試合に出場し、4ゴール10アシストと完全復活。2015年以来代表からは遠ざかっていたが、4年ぶりに“ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)”に復帰を果たした。

 カソルラはスペイン紙『アス』に対し、未だ信じられないと明かしている。

「いつの日か代表に戻ることを常に夢見てきたけど、ケガで2年間プレーできなかった後、再びそうなると想像するのは非常に難しいことだった」

「本当に嬉しいよ。正直に言うとまだ実感がわかない。届いた素晴らしいメッセージを全部読んでいるよ。全く想像してもいなかった、途方もない夢だよ。困難な時、いつもそばにいてくれたみんなに感謝したい」

「誰かに代表復帰ができると言われたならば、僕はそれを信じていなかったと思う。2年間もケガで離れていた。トップレベルに戻るのは本当に難しいことなんだ。僕の年齢はわかっているし、代表チームに復帰するのは複雑なことだとわかっていたしね」

 悪夢を乗り越え、4年ぶりに代表復帰を果たしたカソルラ。34歳となった“両利きの魔法使い”は、EURO2020予選に臨むチームで戦うことになる。

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