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長澤が吠えた!! 武藤も興梠も吠えた!! 北京国安に快勝の浦和がGL突破!!

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GL突破を決めた浦和レッズ

[5.21 ACLグループG第6節 浦和3-0北京国安 埼玉]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は21日、グループG第6節を開催し、浦和レッズ北京国安(中国)をホームに迎え、3-0の完封勝利を収めた。2位通過を決めた浦和は、決勝トーナメント1回戦でH組1位の蔚山現代(韓国)と対戦する。

 勝利、もしくは0-0の引き分けでグループリーグ突破を決める浦和は17日のJ1第12節湘南戦(●2-3)から先発8人を入れ替えて、この一戦を迎えた。3-5-2のシステムを採用し、GKに西川周作、最終ラインは右からDF鈴木大輔、DFマウリシオ、DF槙野智章を配置。中盤はアンカーにMF青木拓矢、アウトサイドは右にMF森脇良太、左にMF山中亮輔、インサイドハーフにはMFエヴェルトンとMF柏木陽介を並べ、2トップはFW武藤雄樹とFW興梠慎三を配置した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始早々の2分に浦和が好機を生み出す。左サイドを武藤とのパス交換で突破した山中のクロスからファーサイドでフリーになった森脇が、切り替えしから左足で狙うがシュートはゴール左に外れた。すると同12分に浦和をアクシデントが襲い、負傷した柏木がプレー続行不可能と判断されてMF長澤和輝との交代を余儀なくされた。

 前半22分には左サイドのMFレナト・アウグストが送ったクロスからFWセドリック・バカンブにヘディングシュートを放たれるも、正面に構えた西川がストップ。さらに同23分にはスルーパスからバカンブに完全に抜け出されるが、1対1を迎えた西川が好反応を見せ、シュートを左足1本で阻んでゴールを許さなかった。

 すると前半34分、武藤の縦パスを受けた長澤がPA内に侵入。寄せてくる相手をワンステップでかわすと、右足のシュートでネットを揺らして浦和が先制に成功。さらに同41分には長澤が相手に寄せられ、サイドラインを割りそうなボールを粘り強くキープして前線まで持ち上がると、ラストパスを受けた武藤が右足シュートをねじ込んでリードを2点差に広げた。

 2-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、同2分に山中のピンポイントクロスを武藤がヘディングで合わせるが、シュートはGKゾウ・ドゥハイの守備範囲に飛んでしまう。さらに同18分には右サイドから切れ込んだ森脇がPA外から左足シュートを枠内に飛ばすも、これもゾウ・ドゥハイに阻まれてしまった。

 しかし後半36分、山中とのパス交換で左サイドを抜け出した武藤の折り返しに反応した興梠が左足ダイレクトでゴールを陥れ、浦和が決定的とも言える3点目を奪取。その後も北京国安の反撃を許さなかった浦和が3-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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