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100分間の死闘を4-3で逆転勝利!市船、流経大柏撃破の日体大柏が千葉代表の座勝ち取る!

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延長後半アディショナルタイム、日体大柏高は10番FW長崎陸が劇的な決勝点

 19日、令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)千葉県予選決勝が行われ、日体大柏高が柏日体高時代の86年度以来、33年ぶり2回目となるインターハイ出場を決めた。

 準決勝でプレミアリーグ勢の市立船橋高を1-0で破った日体大柏は、決勝で同じくプレミアリーグ勢の流通経済大柏高と対戦。序盤から押し込まれて前半10分、12分に連続失点して2点をリードされてしまう。

 だが、そこで持ち直した日体大柏は22分、カウンターからFW耕野祥護(3年)が右サイドを独走。そしてクロスをMF佐藤大斗(3年)が1タッチで合わせて1点を返す。守備を重視しながら耕野のスピードを活かしてカウンターを狙う日体大柏は後半17分、FK後の混戦から佐藤が右足シュートを決めて同点に追いつく。

 流経大柏は2-2とされた5分後にFW森山一斗(2年)の落としをFW渡會武蔵(3年)が右足で決めて再び勝ち越す。だが、CB伊藤夕真主将(3年)を前線に上げて反撃する日体大柏は後半アディショナルタイム、ゴール前の混戦から交代出場の10番FW長崎陸(3年)がPKを獲得。これを自ら決めて3-3の同点に追いついた。

 延長戦の前後半に流経大柏は決定機を作り出したが、日体大柏はDF池上裕隆(2年)のスーパークリアなどで勝ち越し点を許さない。その日体大柏はセットプレーに人数をかけるなど勝ち越し点を目指して攻撃。そして、延長後半アディショナルタイム、右ロングスローから交代出場MF関戸秀斗(2年)が連続でシュートを放つ。最後はこぼれ球を長崎が左足でゴールに叩き込んだ。日体大柏が喜びを爆発させている間に試合終了の笛。日体大柏が劇的な白星で今年から出場1枠となった激戦区・千葉の代表権を掴み取った。
 
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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