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ローマ、辞任発表のトッティ氏を批判「彼の認識は事実からかけ離れたもの」

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ローマがフランチェスコ・トッティ氏のコメントに反論

 ローマのレジェンド、フランチェスコ・トッティ氏が17日、記者会見を開き、ローマとの決別を発表した。だがローマは、トッティ氏の発言について、クラブ公式サイト上で非難した。

 トッティ氏は1989年に12歳でローマの下部組織に入団すると、キャリアを通じてローマ一筋を貫き、2017年に引退を迎えた。以降もローマに残り、ディレクターとして活動を続けていたが、自身の思い描く理想と現実との間に大きな隔たりを感じていた。

 トッティ氏は記者会見において、「辞任に至ったのは私の責任ではない。あらゆる場面で排除され、技術的なプロジェクトに関われなかった。引退のときもそうだったが、幹部になってもまた辞めさせられた。こんな日が来るのだったら死んだ方がマシだった」などと、アメリカ人のジェームズ・パロッタ会長率いるフロント陣を痛烈に批判した。

 ローマはトッティ氏の訴えに対し、公式サイト上で反論している。

「クラブは、フランチェスコ・トッティ氏がローマのテクニカルディレクターの職を受け入れず、チームを離れることを発表したことを、極めて遺憾に思う。モンチ氏の退任後、組織の中でも上位にあたるこの役職を提示したが、返事をもらっていなかった。我々は偉大な選手から偉大なディレクターへと転身するフランチェスコを辛抱強く支える準備ができていた。30年以上過ごしたローマを離れることは、彼にとっていかに難しい決断であったか理解できる。だがクラブの決断や事実に対する彼の認識は、根拠がなく、事実からかけ離れたものである。」

 続いて、もしクラブのオーナーが変わった場合、トッティ氏がローマ復帰に意欲を見せていることについて言及し、釘を刺した。

「これがクラブ買収の予兆にならないことを願う。ローマは株式上場企業であり、非常にデリケートなことになりかねない。現在から今後に至るまで、オーナーにローマを売却する意思はない」

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