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“第2章”で初めて負けた浦和・大槻監督「サポーターに感謝したい」の意味

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オールバックで指揮を執った大槻毅監督

[6.19 ACL 決勝T1回戦第1戦 浦和1-2蔚山現代 埼玉]

 “アウトレイジ第2章”で組長が初めて負けた。オズワルド・オリヴェイラの後任として浦和レッズの新監督に就任した大槻毅氏は公式戦3試合目でACLを初采配。昨シーズンの暫定監督時代は6試合で4勝2分という好成績を残し、直近2試合も無敗(1勝1分)だったが、通算9試合目で初黒星を喫した。

 前半37分にFW杉本健勇がヘディングシュートで先制点を挙げたものの、アウェーゴール2点を献上。「得点を取れたところの形、その前の作りは良かったですが、90分の中のゲームコントロールで言うとまだまだやらなきゃいけないことが多い」と試合を振り返った。

 19時半キックオフの平日ナイトゲームも、埼スタには2万741人が詰めかけた。ホームで手痛い逆転負けを喫したが、サポーターからはブーイングではなく、大きな「We are REDS」コールが送られた。

 大槻監督は「敗戦の後でそういった後押しをしてくださったサポーターに本当に感謝したい。2戦目に向けて、後押しを受けてどういう取り組みをするかが大事だと思う。サポーターの思いに、我々が思いを返していきたい」と力説。記者会見では具体的な修正点に関する質問も受けたが、「ごめんなさい。後半戦があるのであまり喋りたくないです。すみません」と言及を避け、26日のセカンドレグに視線を切り替えた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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