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前半3発で3-0快勝!矢板中央が栃木連覇達成!

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前半2分、CB長江皓亮主将(左から2人目)の先制ゴールを喜ぶ矢板中央高の選手たち

 20日、令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)栃木県予選決勝が行われ、2連覇を狙う矢板中央高と2年ぶりの優勝を懸けた真岡高が激突。矢板中央が3-0で勝ち、2年連続9回目の全国大会出場を決めた。全国大会の出場52校は23日に全て出揃う。

 矢板中央が前半の3得点で快勝した。前半2分、MF靏見拳士朗(3年)が左サイド後方から蹴り込んだFKをファーサイドのCB長江皓亮主将(3年)がゴール方向へ折り返す。これにFW多田圭佑(2年)とFW久永武蔵(3年)が飛び込むと、そのままボールはゴールイン(記録は長江のゴール)。矢板中央が幸先よく先制点を奪った。

 対する真岡はMF相澤雄心主将(3年)を中心にショートパスを繋いで反撃。8分に右CKからCB久保直己(3年)の放ったヘディングシュートがゴール左を襲い、その後もハイサイドまでボールを運んでMF相澤敬心(3年)らがクロスに待ちこむ。だが、プリンスリーグ関東第6節後の中断期間で守備意識を高めてきたという矢板中央は、チャレンジ&カバーの部分や跳ね返しの部分を徹底。1-0のまま試合を進める。

 矢板中央は前線での奮闘光る久永をターゲットに、多田の仕掛けなどから2点目を狙う。そして33分、前線でセカンドボールを拾ったMF左合修土(3年)のループパスから多田が右足ダイレクトでゴール。さらに40分にも相手のミスパスをインターセプトした多田が右足で決めて3-0とした。

 後半、真岡は最終ラインから中盤へポジションを上げたMF柳尚吾(3年)や右SB伊藤潤平(3年)の仕掛けなどから反撃。相手の背後を取ってFW笠原丈都(2年)や交代出場FW鈴木天翔(3年)が決定的なシュートを打ち込んだ。1点奪い返して反撃を加速させたい真岡だったが、シュート精度を欠くなど点差を縮めることができない。一方、矢板中央は終盤に足を攣らせる選手もいたものの、長江とCB矢野息吹(3年)中心に相手の攻撃を跳ね返し、また中盤でMF在間太一(3年)や靏見が攻撃を落ち着かせる部分も見られるなど、堂々のスコアで2連覇を達成した。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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