アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、現役引退を発表したサガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスにメッセージを送っている。

　シメオネ監督はアトレティコでチームメートとしてF・トーレスとプレーし、また指揮官として指導したこともある。F・トーレスが2015年にアトレティコ復帰を果たしたのはシメオネ監督たっての要望であり、そのために同選手は2017-18シーズンに心のクラブでの念願の初タイトルとなる、ヨーロッパリーグ優勝を達成することになった。

　シメオネ監督は、自身と同様にアトレティコの生ける伝説と称されるF・トーレスの現役引退に際し、SNSを通じてメッセージを書き記した。アルゼンチン人指揮官が何よりも強調したのは、F・トーレスがアトレティコへ傾ける愛情と、そして同クラブでタイトルを獲得するために燃やした執念だった。

「君とは、とても若い頃に知り合った。君の家である、アトレティコ・デ・マドリーで。ともに日々を過ごす中で、君は確かな意思の強さを伝染させていたし、ほかとは違う存在になると感じさせた」

「その後、君はいくつもの偉大なチームで成長していくことになり、そのすべてで大きな思い出をつくった。しかし君は、自分の家に戻ってきたんだ。君のチームで、手にしていなかったタイトルを獲得するために」

「チームメートとしても監督としても、君について心に残すことは、敬意を重んじる態度、疲れ知らずの働きぶり、強固なメンタリティーとなるだろう。君は未来の選手たちに、最高の置き土産を残していくんだ。つまりは、決してあきらめない姿勢を」

「ありがとう。大きな抱擁を、偉大なるフェルナンド」

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