マンチェスター・ユナイテッドが獲得に乗り出すと報じられているリヨンのFWムサ・デンベレは、今夏の退団を否定した。

　昨夏にセルティックからリヨンに加入したデンベレは、新天地で1年目から全公式戦で20ゴールを挙げる活躍を見せる。これを受け、今夏に複数のクラブが獲得を狙うと考えられているなか、マンチェスター・Uが4000万ユーロ(約49億円)を準備すると報じられていた。

　しかし、デンベレに新天地を求める意思はなく、新シーズンもリヨンでプレーすることを一番に考えているようだ。「僕の契約はまだ4年間残っている。来シーズンもリヨンにいるだろう」と母国フランスでプレーを続けると強調している。

　失意のシーズンを送ったマンチェスター・Uは今夏、2シーズンにわたりストライカーとしてプレーしたロメル・ルカクの退団が濃厚と考えられており、オーレ・グンナー・スールシャール監督には代役の確保が必要に。デンベレの残留宣言を受け、同クラブはインテルのFWマウロ・イカルディを次のターゲットにすることが予想されている。

　また、マンチェスター・UはすでにスウォンジーのFWダニエル・ジェームズを獲得したものの、補強は依然として1人のみ。クリスタル・パレスのFWアーロン・ワン・ビサカらの獲得を目指すと考えられているものの、今夏の移籍市場でも苦戦を強いられそうだ。

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