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筑波大の注目ルーキー、MF岩本はU-18世代の牽引役として「代表に選ばれ続けられるように」

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U-18日本代表の司令塔候補・MF岩本翔(筑波大)

[7.10 練習試合 U-18日本代表候補 3-1 いわきFC]
 
 U-18世代のリーダー格の一人として国際大会で戦ってきたMFが、大学サッカーから世界を目指す。MF岩本翔(筑波大)は01年の早生まれ選手で、G大阪ユース時代から代表常連。厳しいプレッシャーの中でも正確なタッチでゲームをコントロールし、アイディアのあるラストパスなどで決定機を演出する。

 この日はボランチとして、2本目の45分間出場。チームは1本目途中からやや受け身な戦いになっていたが、岩本は高い位置でボールに絡んでスルーパスを通したり、クロスに繋がるパスを配球していた。

 ただし、本人は「自分自身、受けないと何もない。前に絡むことがきょうは全然できていなかった。もっとゴールに絡めるプレーをしていかないといけない」と反省。守備の部分でもボランチの位置からより前方の選手を押し出すことを課題に挙げていた。

 筑波大ではトップ下としてプレー。名門の注目ルーキーはリーグ開幕戦で途中出場し、第3節に先発出場も果たすなど公式戦出場を重ねている。筑波大で守備の部分やシュートの部分をG大阪ユース時代以上に求められているというMFは、「(チームに加え)代表でも得点とか結果を出せるようにしていきたい」と意気込んでいる。

 U-18世代のリーダー格でもある岩本は、「アピールして代表に選ばれ続けられるようにしていきたい」とまずは自分が代表選手に相応しいプレーを続ける構え。そして、「僕たちが引っ張っていって、声をかけて、もっとやらせるべきところをやらないといけない」と新たに加わってくる選手たちに代表チームとしてのプレーを求めて、U-18世代のレベルを引き上げる。

(取材・文 吉田太郎)

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